みどりの野原

野原の便り

10月23日 家の庭のセンナリホオズキ と 昨日見た ヒロハフウロンホオズキ

2024年10月23日 | Weblog

家の庭に、いつどこで採ってきたかわからないホオズキの仲間が毎年どこかに出てくる。
今まで比べるものがなく、あいまいに済ませてきた。

うちの庭の センナリホオズキ


今も花と果実をつけているセンナリホオズキ


花はヒロハ・・とそっくり。 果実の脈は淡黄緑色

昨日見たヒロハフウリンホオズキを再度


ヒロハフウリンホオズキ 花 


果実の脈は紫色 


果実を並べてみる。 
上)ヒロハフウリンホオズキ 下)センナリホオズキ

やっと疑問が解けてスッキリ。

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10月22日 散歩 田んぼウォッチング ニオイタデなくなった。ヒロハフウリンホオズキ発見 ニセシマニシキソウ増える アメリカキカシグサ  昆虫(クロマダラソテツシジミ成虫・ツマグロキンバエ)

2024年10月22日 | Weblog

久しぶりの近場の散歩。
ちょっと出かけるといろいろ発見がいくつもあって楽しい。



ベランダで大きく成長しているニオイタデ。草丈2mぐらい。
自生地が気になっていて久しぶりに見に行ったが・・全く姿なし。
自生地ではこれほど大きくはなかったが、1mぐらいのが何本かあったのだ。
人が草刈りするような場所でもなし、なぜなくなってしまったのか‥

悲しいけれど、後日、家で出来た種を撒いて戻そうと思う。

ヒロハフウリンホオズキ 発見。


田んぼや畑のそばの道のそばに、1本だけホオズキの仲間。
花は萎みかけていた。


黒紫色のガクの筋(脈)のある果実が出来ていた。
これが、ヒロハフウリンホオズキか~。初めて見た。 
うちにあるのは果実は緑色。混乱していたが、うちのはセンナリホオズキのよう。
緑色の果実のセンナリホオズキ(と思っているもの)は何カ所かで見たことがあるが、これは初めて見た。


枝を家へ持って帰って水に活けて置いたら花が開いた。


花の裏側から写す。
今まで、ヒロハフウリンホオズキとセンナリホオズキと区別できなかったが、両方見て、これはヒロハフウリンホウズキで間違いないと思う。 
もし、違っていたら教えてください。


アメリカキカシグサ と思う。田んぼの中に。

今日の昆虫
①畑のそばに植えてあるソテツ。葉が傷んでいるなあ。齧られたような葉も。
見ると、小さいチョウがヒラヒラしてる。


クロマダラソテツシジミだ。少し遠かったので何枚も写真を撮る。


上の写真をトリミング。


交尾しようとしているもの。他にも数頭がヒラヒラ・・

葉を何枚かめくってみたが、卵らしいものはよう見つけなかったが、卵を産むに違いない。
また見に行ってみたい。

こんな近い所でクロマダラソテツシジミの成虫を見るのは初めてだ。
宮古島・南大東島・与那国島・・などでは成虫を見た。
桜井市で食痕を見たが成虫は見なかった。
だいぶ分布が広がっていそうな気がする。



コスモスにとまっていたのは、ツマグロキンバエのよう。


ニセシマニシキソウがあちこちに広がっている。


用水路のそばに植えてあったダルマギク。
鹿児島の海沿いの草原ではダルマギクがお花畑になっていてきれいだった。

田んぼウォッチング。


気持ちの良い刈り跡。


藁を残した田んぼ 藁も使い道がいろいろあるんだろうな。


休耕田もあちこちにある。 草1本も生えてないのはどうなってるのかなあ?


ここも稲を植えた形跡なしの田。
ひと所に稲の株があるのは、何か意味があるのだろうか?


雑草だらけの田 
せっかく植えた稲は刈り取られるのか?
こんな田んぼが何カ所もあった。・・切なくなるような田んぼ。

3面張りの水路は今は水がなく・・


?マルタニシ カワニナ シジミの殻も。小さいエビの死骸も1個。


ここは、マルタニシ? リンゴスクミガイの貝殻が混じる。
こんなにたくさんの貝が棲んでいたのか?

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10月21日 藍染体験 失敗の巻 アイギョクシ 

2024年10月21日 | Weblog

藍染体験に友達と申し込んで行った。

木綿のものとのことだったので、ハンカチやストール 帽子・ブラウスを持って行った。

説明の後は戸外で作業。

水に浸けて絞った後、藍の染液の中で揉み込み・・水洗い・・また染液に入れを数度繰り返し、最後に水洗いして干す。


染液の中へ。


出来上がったものを干す。


全部持ち込みなので、大きいもの・布手提げ・帽子・傘・・いろいろです。
きれいに絞りがでているのもあるなあ。


黄色やピンクのは何?

そして、私のはあまり染まっていない・・
帰ってから色止めのクエン酸液に浸けて1昼夜おいたが・・ほとんど色が抜けていた。
失敗の巻。藍の染料が足りなかったとおもう。またの機会に染め直そう。
初めての企画だったらしいので、今後に期待。

終了後、


オオバナミズオジギソウ


チョウマメ 八重

気になるものを尋ねたら案内して下さった。

アイギョクシ (カンテンイタビ)
この園のカンテンイタビは戸外なのに元気に育っているのは知っていたが・・。
果のうが出来ていた。


去年初めて果のうをつけたらしい。 
種ができないまま落ちてしまったとのこと。
寄生するコバチがいないからかも? 雌雄異株のはずなので雄株なのかも?
果のうが4・5個できていて、それだけでもうれしい。

ついでに出口までにある植物を見る。


キバナツノゴマ すっかり枯れてデビル状の角が開いている。
一時、これにはまってベランダで育て、若い果実を茹でて食べた。


見慣れないトゲトゲの実 イザヨイバラ
トゲを取れば食べられるらしい。ビタミンCが豊富でサプリメントの材料になるそうだ。


これも見たことがない。ホホバ という植物。
種子から採ったオイルが、ホホバオイル 名前は聞いたことがある。

いろんな植物があって面白い。

コメント (2)
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10月20日 くろんど池~高山城跡 三角点 ハンノキ ネジキ カマツカ ウメモドキ アオハダ イソノキ 

2024年10月20日 | Weblog

くろんど池~高山城を歩く。

くろんど池は、2018年8月に息子と歩きに来たのが初めてで、今日は2回目。
その時は池の中に「オオマリコケムシ」を見つけたのだった。
まだオオマリコケムシはいるのだろうか? 
この季節でも見られるのか?もう解体しているのか?
気になったが、今日はゆっくり池の中を覗く間がなかった。


草むらに咲いていたのは「サイヨウシャジン」とのこと。
ツリガネニンジンとの違いを帰って調べると「花冠の先端がすぼまる 雌しべが花冠の長さに近いほど明瞭に突出する」のが特徴らしいが・・よくわからない。


キンモクセイが満開 例年より開花が遅いようだ。
気温が高いほど開花時期は遅くなるという。


ハンノキ 雄花序・雌果序がわかる。葉芽も葉腋に見えた。

くろんど池のそば。


ネジキ 早くも紅葉


カマツカも紅葉が始まっていた。


足元に生えていたきのこ
ナラタケモドキ おいしいキノコらしいが・・


ウメモドキ 赤い実はいいなあ。


ふれあいの森遊歩道 起伏のある道を登って行くと・・


くろんど池 四等三角点があった。標高257.4m
やった~!と言うほどの達成感はないが、少しうれしい。


アオハダ 幹の表面を削ると内皮の緑色が見える。


短枝が出るのも特徴。


イソノキのようだ。コクサギ型の葉序が混じる。
アオハダもイソノキも普段は見ることがない。


下って、くろんど池のそばに降りた。


スワンボートが浮かぶのどかな風景。

ぐるっと池を廻ってから、高山城跡へ。


最初は山道だったが・・


階段道になる。階段続く。


登りきると城跡は小さい広場になっていた。
この地を治めていた「鷹山氏」が築いた山城の跡で、標高の約218mの頂上に主郭があったそうだ。

城の名残か石塔が建ち、九輪が乗る搭の上部は横に降ろされていた。
見晴らしはきかない。


ここから来た時と同じ階段道を下ると聞いて、ええ~っと思ったが・・
知らない内に里に下りていた。


里の道のカキがきれいに色づいていた。


途中にあったヌルデの虫こぶ ヌルデミミフシ。


割ってみると、アブラムシの幼虫がいっぱい。まだ有翅虫はいなかった。

タンニンが多く含まれるヌルデの虫こぶは五倍子とよばれ、漢方薬、 染料、 皮なめしとして利用されたという。

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10月18日 金剛山ロープウェイ周辺 ケシロヨメナ アキチョウジ フトボナギナタコウジュ ナギナタコウジュ ヤマグワ ヒメコウゾ アブラチャン

2024年10月18日 | Weblog

本番でした。
暑さも少しやわらいで過ごしやすかった。
ちょうどお昼ごろ雨が降ってきたが、屋根の下で弁当を食べ、金剛山に詳しいメンバーのお1人から金剛山についてお話を聞いているうちに、雨も上がり、ぬれずに済んだ。

下見から日が経っていたが、ボタンヅルの果実の綿毛はまだ開いていなかった。

 
山道では、アキチョウジとケシロヨメナが満開。あちこちにお花畑ができていた。


ナギナタコウジュ 


フトボナギナタコウジュ 名の通り花穂が幅広い。
苞は偏円形で2個ずつ対につく。
花はほとんど終わっていた。

ナギナタコウジュもフトボナギナタコウジュも良い香りがする。


オトコエシは果実になっていた。
小苞が翼状になり上に果実が乗っていてUFOのよう。(見たことないけど・・)

 
みーんな ヤマグワの葉    ヒメコウゾ ここにはないが、5裂することもある。
ヤマグワとヒメコウゾ どちらも異形葉性がある。

側脈が鋸歯に達するヤマグワ・側脈が縁でつながるヒメコウゾ。
それでだいたいわかるが、今の季節なら冬芽を見ると分かりやすい。

 
左)ヤマグワの冬芽 芽鱗は3~5枚 着物の打ち合わせのように重なる。
右)ヒメコウゾの冬芽は小さくて見にくいが、芽鱗は2枚で冬芽の真ん中に縦筋が見える。
(後に冬芽がほどけてくると1本には見えなくなるが)

葉脈と冬芽の違い、それに葉の手触りや鋸歯の粗さ、葉柄の長さなどを確認すればばっちり・・のはず。
私も数年前までどっちがどっちか迷っていたものだ。
今日はしっかり観察できた。


クマノミズキは実が落ちてしまっていたが、珊瑚のような赤い花序柄が美しい。


クマシデの枯れた果穂


オオバアサガラの枯れた果穂


アブラチャン 果実 果皮を取り除くと大きい種子が出てきた。
種子は多量の油を含み、採った油は燈火用に使用されたという。

アブラチャンやダンコウバイなど早春に咲く木は、早くもつぼみを付けていた。
前に歩いたルートとは植生も少し違う気がした。

金剛山についてのお話も面白かった。

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10月15日 石山寺・瀬田唐橋 史跡めぐり 

2024年10月15日 | Weblog

石山寺・瀬田唐橋を巡る。


石山寺に向かう途中。何やろか? 
気になって帰ってから調べたら、大津市内の洪水対策のために開削された放水路とわかる。


ここが螢谷貝塚跡 ・・と言われても・・
6300年前縄文時代の瀬田川河床から見つかった貝塚。
セタシジミなど淡水貝や土器なども出土したという。

石山寺 東大門
淀君が大修理したと伝わる。


石山寺 本堂


崖づくりだが、景色は見晴らせない。
紅葉はきれいそう。


源氏の間 紫式部はここに籠って物語を書いたという。


少し上の方に紫式部供養塔が建つ。


いきなり岩山現る。何だここは!


この岩塊は 石山寺硅灰石と言われる。「硅灰石」初めて知った。
石灰岩が花崗岩に接触し熱作用で変性したものという。


多宝塔 国宝
源頼朝の寄進と伝わる。

お弁当を食べた後、滋賀県在住でここで600席の講談にチャレンジしているという若い講談師、旭堂南風さんの講談を聞く。
紫式部は晩年幸せになったのか・・源氏物語によって多くの人が惑わされ、地獄に落ちた。という話もあるのだとか。
紫式部の晩年の様子を書いたものは残っていないのだそうだ。
墓は「紫野」と言われる場所にあり、なぜか「小野篁」の墓と隣り合っているのだとか。

近くにある石山観光会館へ。

入ったところに「石山貝塚の貝層はぎとり標本」
シジミなど淡水貝 中に巻貝の殻も混じる。
フナやコイ・スッポン、サルやイノシシの骨や骨角製品や石器・縄文土器も見つかっているとのこと。
貝塚はゴミ捨て場ではないとおっしゃった。


瀬田川に沿って遊歩道(瀬田川ぐるり散歩道)を歩く。


御霊神社(鳥居川町) 御祭神は大友皇子


神社の前の広場に「壬申の乱 勢多橋の戦い跡」の碑。
天智天皇崩御の後、皇位を争っていた大友皇子と大海人皇子。
ここが大海人皇子軍との最後の決戦地となり、大友皇子は戦いに敗れ自ら縊死。

大友皇子を祀る御霊神社は他に2社(北大路の御霊神社・瀬田大江の御霊神社)あるそうです。


瀬田の唐橋を渡る。


ゆったり流れる瀬田川。琵琶湖から流れ出る唯一の河川。

橋ができるまでは丸木舟を横に並べてフジ蔓を絡めた「からみ橋」だったらしい。
(からはし の名の由来の1説) 丸木舟をつないだ橋・・想像つかない。
名の由来には他に唐橋・辛橋・韓橋などの説もある。

ネットで調べると、
・天智天皇6年 近江大津の宮への遷都時に、はじめて瀬田に橋が架けられた(日本書記) 
・現在のような姿に近づいたのは、織田信長と豊臣秀吉の時代
・戦乱や火災や地震により消失するたびに架け替えられた。
・1889(明治)22までは瀬田川に架かる唯一の橋だった。
・1924(大正13)瀬田唐橋が初めて鉄の橋になった。
・現在の橋は1979(昭和54年)に架け替えられたもの。

いろんな時代の擬宝珠があるというので、見ながら渡る。

  
 昭和54年の銘      明治8年の銘      令和4年の銘

京阪唐橋前駅から帰る。

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10月13日 大津祭 曳山13台 からくり 1回では見きれない 

2024年10月13日 | Weblog

長浜や大津ですごいお祭りがあることを知ったのは、以前、琵琶湖1周ウォークした時。
なかなか行く機会がなかったが、去年妹が行って良かったというので、友達を誘って行って来た。

「大津祭」
祭の始まりははっきりしないが『「祭礼当日に鍛冶屋町の塩売(塩屋)治兵衛なる者が、狸の面をかぶり踊ったところ、人が集まり賑わったので、2年後に竹からみの屋台を作り、木綿を張り、10年あまり昇ぎ歩いていた。治兵衛、老年になり元利8年(1622)から狸の腹鼓をうつ糸からくりを昇いでいたが、寛永12年から地車を付けて子供衆に曳かせた(NPO法人大津祭曳山連盟 ホームページ)』の記録があるという。

天孫神社の祭礼で、長浜曳山祭り・日吉山王祭と並んで湖国3大祭りの1つ。
国の重要無形民俗文化財に指定されている。
9月の「くじ取り式」に始まり、「山建て」「宵宮」そして今日の「本祭」を迎える。
13基のからくり人形を乗せた「曳山」が大津市中心部を巡行。
13基はいづれも江戸時代に制作されたもの。
ところどころで巡行を止めて「所望」と言われる「からくり」が行われる。
その時、厄除粽も投げられる。「ちまき投げ」もある。

駅を出て「曳山」が通るという商店街へ。
13すべての曳山を見たが、いくつかの曳山を紹介。


大津祭曳山巡行の一行がやってきた。

①最初にやってきたのは「西行桜狸山」(鍛治屋町) 
曳山の順番はくじで決めるが、「西行桜狸山」は、毎年「くじ採らず」で先頭で巡行が決まっているという。


(遠くて小さいが)屋根の上にのっている「狸」は日和見をし、祭日の天気を守る。


サクラの花が飾られ、西行法師が桜の精と言葉を交わす様子を表す人形が飾られている。
曳山の上では笛や鉦の演奏。豪華な飾り。


「西行桜狸山」の「見送り幕(後ろの幕)」
各曳山それぞれ豪華なものだった。


2番目「源氏山」(中京町)
紫式部が石山寺で源氏物語を書いた伝承に因む。


3番目「湯立山」(玉屋町)
天孫神社の湯立神事に因む。湯に見立てた紙吹雪が撒かれた。


曳山の車輪 高さは人の背丈ほどある。
この写真を撮った所はもっと後の広い所だが、商店街の中は左右見物人がいっぱいで、車輪と人のすき間がない・・
「通りますから除けてください」と言われても逃げ場がない。
関係者が車輪と見学者の間に割り込んで、接触事故を防いでおられた。緊迫感。

高いアーケードの高さぎりぎりの曳山 すごい。


5番目 西宮蛭子山(白玉町)


西宮蛭子山の「胴幕」曳山の側面の幕 


6番目 孔明祈水山(中堀町)の見送り幕。
100文字の「福」を織り込んである。


7番目「龍門滝山」(太間町)
からくり(所望という)は鯉の滝登り。登っては落ちを繰り返しながら登りきる。
「黄河上流の竜門山の滝はどんな魚も登ることはできないが、もし上がる魚があれば直ちに昇天して龍になる」の故事による。
「鯉のからくり」は宝暦12年の銘あり、我が国最古のものとか。


8番目「神功皇后山」(猟師町)
神宮皇后が戦に先立ち、肥前国松浦で鮎を釣り、戦勝を占ったとされる伝説にちなむ。


曳山は商店街の途中で止まって、曳き手も休憩。
この間に、所望(からくり)も行われるが、初めてのことで要領を得ず、いくつかしか見れなかった。
同時に「厄除けちまき」撒きも行われるが、拾えるようなところには飛んで来ず・・


10番目 「月宮殿山」((上京町)) 
謡曲「鶴亀」に因む。 唐の皇帝の前で鶴と亀の冠をつけて春を祝う舞を舞うからくり。

 
見送り幕はトロイ落城の情景を表したゴブラン織り。
(H11年に新調されたもの。 国の重文)


11番目「殺生石山」(柳町)
能楽の「殺生石」に因む。
(鳥羽院に寵愛された玉藻前は、実は金毛九尾の狐で帝の生命を奪おうとしていたのを安部泰親に見破られ・・)


12番目 西王母山(丸屋町) 桃童子のからくり人形 
昔、崑崙山に住む、西王母が天女とともに舞下って、君に桃の実を捧げ長寿を祝った。
この桃は三千年に一度、花が咲き、一個しか実らない貴いものであった。


13番目(最後)石橋山(しゃっきょうざん)(湊町)


天呂山の岩石から唐獅子が出てきて牡丹の花と戯れる。


大通りに13基の曳山が勢ぞろい。
そばには有料の観覧席も見えた。

ここで、もう一度しっかり見ておけばよかったが・・
この頃にはお腹も空いてきて、疲れも出てきた。
・・食べる所を探しがてら歩き・・

天孫神社へ。
奈良時代創建。平安時代に大津城が新築された折に、城下の守護神とされた。




天孫神社境内は屋台と人が多く、参拝して早々に出る。

やっと昼ごはんにありつき、2時半ごろに大津駅へ。

今日の反省点は、
大津祭の下調べなしに行ったので、細かい見どころを見逃したものがたくさんあって、もったいなかったこと。
肝心のところの写真を撮ってない。
でもお祭りは堪能できた。

大津祭は湖国3大祭りの1つに数えられる立派な祭だった。
曳山の造作、彫刻や幕は豪華絢爛。これらもちょろちょろとしか見なくてもったいなかった。
曳山はそれぞれの町内で管理されているそうだ。
このお祭りを長年維持していく町の皆さんの並々ならぬ努力を感じた。費用も凄くかかりそう。

曳山のテーマは、能楽や故事などからとられているものが多い。
西行法師や紫式部・西宮蛭子・神功皇后など日本のものもあったが、諸葛孔明や竜門山・天呂山・ギリシャ神話のトロイ などがあり不思議な感じがした。

1回の見学だけでは到底見きれないすばらしいお祭りです。
からくりもいくつかしか見れなかった。
今年2回目に来た妹はすべてのからくりを見たらしい。
「厄除けちまき」も全く手に届かず。 


厄除ちまき
後日、いくつか手に入ったという妹におすそ分けしてもらって、飾ることができたので良かった。

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10月11日 明日香の集落を訪ねる 

2024年10月11日 | Weblog


青空に筋雲 やっと秋になりました。

今日は明日香のたくさんの集落を廻った。
寺や神社や古墳や史跡 いろいろあるものです。

主なところ。
万葉文化館からスタート。


二上山と畝傍山が重なって見えるところ。
以前はこの辺りもよく来たものです。


丘の上から移築復元されたマキト古墳 これは1号墳


弘計(おけ)皇子神社
父を21代雄略天皇に殺された後、身分を隠して遠くに移り住んでいた兄弟、後、皇位継承者を探す人たちにより見つけ出された2人の皇子は17代履中天皇の孫にあたる。
兄の「億計皇子(をけおうじ)」と弟の「弘計皇子(おけおうじ)」は皇位を譲り合って、23代顕宗天皇には弟が。兄の億計天皇は24代仁賢(にんけん)天皇になったという。
そんな話をここで初めて聞いたのはずいぶん前だ。

道路から草薮の道に入る。


担当の方が鎌で草を刈ってくださったというが、下り坂の草薮の道はそれでも歩きにくい。

ここを出ると、山田寺跡に出る。ここはお隣の桜井市だ。

山田寺は蘇我倉山田石川麻呂が発願した寺。


広い草地に基壇跡の膨らみが見えるだけ。
中門から塔・金堂・講堂を1直線に並べた伽藍配置だが、それを回廊で囲み、講堂は回廊の外に置くという山田寺式と言われる伽藍配置。


ここが東回廊の跡らしい。
発掘調査で、災害により倒壊した東面回廊が良好な状態で出土。
後で行く飛鳥資料館で見られる。


山田寺跡の北西?の隅のお堂の前にある「雪冤の碑」
山田寺の発願者、蘇我倉山田石川麻呂は、密告により、中大兄皇子に対する謀反を疑われ、山田寺の金堂で自害した。
後、無実とわかり、名誉回復のために子孫が建設したという「雪冤の碑」
柵で見にくいのが残念。


飛鳥資料館 
前庭には復元された石造物がたくさん置かれている。

入館して展示を見る。

 
石人像(石神遺跡から出土した本物) 須弥山石も本物。
本物と外に展示してある復元品 言われなければわからない。
どちらも庭園に置かれた噴水施設。
須弥山石は3つに分かれるが、内部がくり抜かれ下の石に水を溜め、小さい孔から水が噴き出す仕組み。
すごい技術を持っていたんだなあ。


山田寺の東回廊の再現展示 
初めて見に来た時はあまりの立派さに驚いた。


「山田寺仏頭」 若々しいお顔だな。
山田寺講堂の本尊だった。今はこの頭部だけが残っている。

この後、久山久米寺跡の13重の石塔を見て、大官大寺跡に立ち寄る。
大官大寺は飛鳥最大の寺院であったそうだ。平城遷都で大安寺となった。


雷の丘 元は古墳だったらしい。墳丘の上は整備されているが、登りにくい。

この後、飛鳥坐神社から万葉文化館に戻る予定だったが、パスして橿原神宮前駅まで歩いた。

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10月10日 甘樫丘周辺 クロバナヒキオコシ ノダケ シロバナサクラタデ サワヒヨドリ 昆虫も

2024年10月10日 | Weblog

里山のサークルで甘樫丘周辺を歩く。
 
歩いていると、まだ木は見えていないのにカツラの香りが漂ってきた。


植栽のカツラ 香りの元はここ。
香気成分は緑の葉にも含まれるが(前に緑の葉の香りを嗅いだことがある)
『緑の葉には成分は少なく、黄葉するにしたがって含量が多くなり、葉が老化段階に入ったり乾燥したりすると増加する』と書いたものもある。


マルバツユクサの根に閉鎖花 ここで種ができる。
地上に種を作るのに、地下にも果実を準備するなんて、用心深い性格?なのね。


クロバナヒキオコシが満開 群生している。


クロバナヒキオコシ 
小さな紫色の花はて目立たないが、これほど繁殖力が強いとは。


クロバナヒキオコシにシャクガの仲間


メンバーのお1人の帽子に クロヒカゲ。


まだ小さいシンジュ(ニワウルシ)の幼木に シンジュキノカワガ。
今年はあちこちでよく見る。
今月の担当の方よりどんぐりの話。わかりやすい図を利用され楽しいお話。

他もいろいろ教わることも多かった。


ホシアサガオ
間違えてマメアサガオと言ってしまったのをちゃんと指摘してくださり、訂正。


ノダケ 植え広げてたくさんあった。


シロバナサクラタデ


サワヒヨドリ

近くても来る機会が多くはないが、楽しい1日だった。

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10月6日 里山あそび広場2日目 

2024年10月06日 | Weblog

R6.10.06里山あそび広場2日目


お天気もよく、準備完了。


自然サークルは「季節の野草の展示」と「草花あそび」


木や草の葉やドライフラワーなど・・
好きなものを使って作品作り。


やり始めると夢中です。


かわいいワンちゃん 雰囲気でてますねえ。


大作です。ユニークな発想の作品ができました。


海の中の魚や生き物。海藻や珊瑚らしいもの。
波の上に浮かぶのは・・クラゲと浮き藻だそう。凝ってますねえ。

他にもイベントいろいろ。自然素材を使って自由クラフト・飛鳥にまつわる紙芝居・丸太切り・野鳥観察・ゴム銃で的当て・・他


古代衣装の親子さん


お母さんと一緒に古代衣装

楽しい思い出の一日になったことでしょう。

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