みどりの野原

野原の便り

12月7日 娘と丹波篠山 1泊2日 ① 街歩き・御徒士町武家屋敷群・篠山城跡・妻入り商家群・ぼたん鍋

2024年12月07日 | Weblog

娘が1泊2日の丹波篠山の旅に誘ってくれた。
大阪で合流。紅葉のきれいな山の景色を見ているうちに篠山口駅に到着。
お天気は良い。
バスに乗って、ホテルに荷物を預けて・・さっそく町歩き。

初めての丹波篠山の町歩き。 


「une」築約110年の古民家を改修した(ゲストハウス ・セレクトショップ )
娘が店の方と話しているうちに、館内を見せてもらえることになった。

 
           きれいな中庭。                  レトロなガラス窓と陶器 おしゃれ~。

2階は寝室が3部屋(シングル1室、ツイン1室、ダブル1室)のゲストハウス。
どの部屋も居心地よさそう。泊まってみたいなあ。
まだお客様がおられない時間で中を見せていただけてよかった。
人気があるらしく、特に週末は予約がいっぱいらしい。

料理旅館 高砂で遅めのランチ


嘉永元年に開業の老舗旅館 どっしりと貫禄の広い階段 


城下町 丹波篠山の町並み。大きい町です。

重要伝統的建造物群保存地区 御徒士町武家屋敷群




御徒士町武家屋敷群 広い通りに武家屋敷が点在(十数件あるらしい)
スッキリしていると思ったら電線がない。

天保元(1830)年の火災により大半が焼失したそうで、ここはその後ほどなく建てられたものだという。
再建の時、一間(約1.8m)後へ下げ、道が広くなっている。

徒士(かち)とは主君の外出時、徒歩で身辺警護を務めた下級武士のこと。
篠山城の西側 慶長14(1609)年に篠山城が完成した際に町割が行われた。


左)雄山家住宅 茅葺屋根『建築年代は明治期 丹波市柏原の建築物を移築した神官の母屋・離れ・土蔵・門・塀が残る』
右)佐藤家『建築年代は天保年間 母屋・土蔵・門が残る』

このような建物が十数棟残っているそうです。

武家屋敷 安間家 資料館 見学

天保元年(1830年)以降に建てられた武家屋敷。
全面的な改修を行い、史料館として一般に公開されている。
槍かけがあったり、具足が飾られていたり、武士が接客の時に使う調度品があったり、篠山藩の資料もあった。


江戸時代の丹波焼の展示


茅葺屋根の2棟の建物が曲がり屋になっている。
曲がり屋は篠山の武家屋敷の特徴らしい。


曲がり屋になった部分の軒裏


紅葉の残る庭。

おぜんざいで一服して・・篠山城へ。

篠山城跡
『1609年(慶長14年)徳川家康が豊臣氏や西国諸大名の抑えとするために山陰道の要衝の丹波篠山に松平康重に築城を命じた。
普請総奉行を池田輝政が務め、天下普請により6か月で完成した』
廃藩置県後の廃城令によって取り壊された。


篠山城のお濠。そばへ行くと、ダイサギが2羽飛び立った。


篠山城跡へ階段を登る。

石垣には刻印のある石がたくさんあるそうだ。


石垣の角石に「三左之内」の刻印
篠山城普請奉行の池田三左衛門輝政の名を記したようだ。


いくつか刻印を見つけることができた。

石垣を登ると広い城跡に出る。
大書院の建物(再建)と、青山神社(1882年に本丸跡に建立されたという、篠山藩主の青山氏の遠祖が祭神として祀られている)があるだけ。


散り紅葉


    「天守台」へ。    天守台があった所。南東の隅
普通、天守閣があるべき場所だが、城郭が堅固すぎるとの江戸幕府の指示により天守閣の建築を中止したため天守閣はなく、4m四方の単層の隅櫓が造られた。

天守台のあった場所から、下に篠山小学校の校舎が見えた。 
校舎が建っているところも篠山城跡地内。
昔のままの木造校舎で、2023年国の登録有形文化財になっているらしい。
建築好きの娘は見たそうだったが、学校の敷地内へ入るのは無理そうなのでここから眺めることにする。


下から見上げる石垣もすばらしい。一番奥が天守台のあった高い所。
濠にヒドリガモが2羽泳いでいた。
篠山城には外堀内堀、馬出堀がある。ハスの植えてある濠もあった。

河原町 妻入り商家群(重要伝統的建造物群保存地区)

 
妻入りの商家が立ち並ぶ。
軒先に陶器や雑貨が並び、寄り道が楽しい通りだ。


左)西坂家住宅 屋号「綿屋」綿花栽培・醤油屋 中二階建て建築。
右)小林家住宅 (建築年代明治12年)妻入り平入建築を組み合わせ、町医者として建て、昭和40年(1965)まで開業されたそうだ。


川端家住宅 表間口9間半の敷地に建つ入母屋平入の町家


すごい「うだつ」の目立つ家。ここは何だ? 説明板はない。
ネットに「元材木商の豪邸だった」との記事があった。
今も居住されているようだ。


左)器とくらしの店「ハクトヤ」
右)平入の商家もある。軒下に陶器が並ぶ。


店先(作業場の前)に古い畳が山積み。「古い畳さし上げます」の張り紙。
店のご主人が出てこられてお話した。
入れ替えで引き取った古畳。「うちは藁100%のものしか扱いません」
「1枚の畳をほぐせばすごい量の藁が取れます。畑や牛舎の敷き藁にできる」と。
ゴミとして処分せずに活かすというのは素晴らしい考えだ。


角の店

工芸の店・丹波焼の店・軒先に雑貨の並ぶ家・・おしゃれな宿泊できるところも。
静かなレトロな町並み。昔の町家を利用した店や宿。
明日、もう一度来るところ・ランチの店もチェックした。

日暮れは早い。


ホテルに戻ってチェックイン。
預けてあった荷物を部屋へ入れ、夕食を食べに出かける。(素泊まり)

夕食は、篠山名物「ぼたん鍋」

イノシシ君のお出迎え。


ぼたん鍋 お肉も野菜もたっぷり。
私は芋焼酎を。最後にうどんで〆て・・


見事完食。ふ~~お腹いっぱい~。

ホテルに戻り、大浴場へ。そしてバタンキュー。ZZZ

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