「5時ごろには雨が降っていたんですよ」でも今は晴れている。
2日続きの晴天でラッキー!
長靴を借りて今日はマイクロバスで山に入る。
内杉谷線へ。
「芦生の森」は京都府北東部 福井県・滋賀県に接する山。
森の一部の元、八幡様の宮山だったところを京都大学が研究・演習に利用するため1921年に99年間の約束で借り受けた。4200ha (芦生研究林)
今ある雑木を伐採してスギ・ヒノキを植える。という条件付きだったそうだ。
状況も変わり?約束は果たせないまま期限まであと6年。どうなるのかな?
途中で揚水ダム建設の話もあったという。先ずそんなお話を聞いて・・
原生林といわれるが、林道沿いは借り上げ後林道をつけるために大きい木は伐採されて小さい木だけが残された里山のような状態。
「この辺りは天然杉」というところもあったが、4200ha全部が原生林ではないのだ。
バスを降りて川原へ降りる。 谷を渡る。
ミズメのサロメチール臭を体験したりしながら行くと・・
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トチノキ大木 まわりに10数本トチノキがあった。
今年は生り年だそうだが、収穫後で実は全く落ちていなかった。
トチノキは実は橡餅にする他、花は蜜源になり、材はこね鉢や衝立にするなど利用価値の高い有用樹。実がなるまで年月がかかるので、昔から「伐ってはいけない」木と大切にされていたらしく、大木がたくさん残っている。
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雪国の樹形のスギ 生薬に利用されるキハダもあった。
歩いていると上から枯葉が舞い落ちてくる。
落ち葉の積もった所を歩くのは気持ちがいい。
もう1ヵ所降りたところには
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カツラの大木があった。株立ちとなりすべてを巻き込むような姿。
戻ってバスに乗り、長治谷小屋近くで降りる。
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長治谷小屋と付近の紅葉
積雪の深さは棒に打ち付けた釘の曲がりで計っていたが、今はカメラが計ってくれるらしい。
4m近く積ったこともあったらしいが想像できない。
向うの尾根のスギは天然スギ。ブナの巻き枯らし実験が成功し残ったスギだという。
ここから歩く。
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カラマツ イヌカラマツ
上谷へ。
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スギの植林地 看板には昭和9年と書かれていた。 植林が進んでいたら今の森は見られなかっただろうな。
野田畑湿原
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平らな土地で、明治の頃には3軒の木地師の家があったことがわかっているという。木からしゃもじなどを作り峠を越えて福井や滋賀の方へ売りに行っていたらしい。植えられたクロマツやスモモの木があり人が近くに住んでいたことがわかる。
湿原はススキやアサガラが生え陸地化している。
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沢を渡る。 網で区切られた中にはアザミの仲間など背の高い植物が育っていた。
あたりに目立つのはシカの食べないイワヒメワラビやオオバアサガラばかり。
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ブナ林
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また谷を渡って登る。
さっきから渡っているのはすべて由良川の源流となる谷で、この後も何回か渡った。
長靴がありがたい。向うから来たグループは普通の靴のままで渡って来られた。
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澄んだ水のなかにヤマメやアブラハヤの姿も見えた。 倒木
沢を渡ってしばらく行くと野田畑峠に着いた。ここでお弁当。
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野田畑峠 ここから左へ行くと杉尾 右へ行くと三国峠 になるらしい。
この峠手前は沼っぽい所があり落ち葉が積もっていてわからず、片足はまり込んだ人がいた。
1人では抜け出せなかったようで要注意。
私たちは長治谷まで引き返す。
林道の横の湧水を汲んだりして研究林を出て山の家に戻る。
準備してくださった焼き橡餅と熱いお茶のおいしかったこと。
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斜面にオヤマボクチが咲いていた。
2日間の日程が終わり、山の家・芦生の森ともお別れ。
谷を渡っては登り、また下りとよく歩きまわったが、お天気に恵まれて最高の芦生だった。
お世話してくださった皆様 ありがとうございました。
2日続きの晴天でラッキー!
長靴を借りて今日はマイクロバスで山に入る。
内杉谷線へ。
「芦生の森」は京都府北東部 福井県・滋賀県に接する山。
森の一部の元、八幡様の宮山だったところを京都大学が研究・演習に利用するため1921年に99年間の約束で借り受けた。4200ha (芦生研究林)
今ある雑木を伐採してスギ・ヒノキを植える。という条件付きだったそうだ。
状況も変わり?約束は果たせないまま期限まであと6年。どうなるのかな?
途中で揚水ダム建設の話もあったという。先ずそんなお話を聞いて・・
原生林といわれるが、林道沿いは借り上げ後林道をつけるために大きい木は伐採されて小さい木だけが残された里山のような状態。
「この辺りは天然杉」というところもあったが、4200ha全部が原生林ではないのだ。
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バスを降りて川原へ降りる。 谷を渡る。
ミズメのサロメチール臭を体験したりしながら行くと・・
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トチノキ大木 まわりに10数本トチノキがあった。
今年は生り年だそうだが、収穫後で実は全く落ちていなかった。
トチノキは実は橡餅にする他、花は蜜源になり、材はこね鉢や衝立にするなど利用価値の高い有用樹。実がなるまで年月がかかるので、昔から「伐ってはいけない」木と大切にされていたらしく、大木がたくさん残っている。
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雪国の樹形のスギ 生薬に利用されるキハダもあった。
歩いていると上から枯葉が舞い落ちてくる。
落ち葉の積もった所を歩くのは気持ちがいい。
もう1ヵ所降りたところには
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カツラの大木があった。株立ちとなりすべてを巻き込むような姿。
戻ってバスに乗り、長治谷小屋近くで降りる。
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長治谷小屋と付近の紅葉
積雪の深さは棒に打ち付けた釘の曲がりで計っていたが、今はカメラが計ってくれるらしい。
4m近く積ったこともあったらしいが想像できない。
向うの尾根のスギは天然スギ。ブナの巻き枯らし実験が成功し残ったスギだという。
ここから歩く。
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カラマツ イヌカラマツ
上谷へ。
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スギの植林地 看板には昭和9年と書かれていた。 植林が進んでいたら今の森は見られなかっただろうな。
野田畑湿原
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平らな土地で、明治の頃には3軒の木地師の家があったことがわかっているという。木からしゃもじなどを作り峠を越えて福井や滋賀の方へ売りに行っていたらしい。植えられたクロマツやスモモの木があり人が近くに住んでいたことがわかる。
湿原はススキやアサガラが生え陸地化している。
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沢を渡る。 網で区切られた中にはアザミの仲間など背の高い植物が育っていた。
あたりに目立つのはシカの食べないイワヒメワラビやオオバアサガラばかり。
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ブナ林
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また谷を渡って登る。
さっきから渡っているのはすべて由良川の源流となる谷で、この後も何回か渡った。
長靴がありがたい。向うから来たグループは普通の靴のままで渡って来られた。
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澄んだ水のなかにヤマメやアブラハヤの姿も見えた。 倒木
沢を渡ってしばらく行くと野田畑峠に着いた。ここでお弁当。
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野田畑峠 ここから左へ行くと杉尾 右へ行くと三国峠 になるらしい。
この峠手前は沼っぽい所があり落ち葉が積もっていてわからず、片足はまり込んだ人がいた。
1人では抜け出せなかったようで要注意。
私たちは長治谷まで引き返す。
林道の横の湧水を汲んだりして研究林を出て山の家に戻る。
準備してくださった焼き橡餅と熱いお茶のおいしかったこと。
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斜面にオヤマボクチが咲いていた。
2日間の日程が終わり、山の家・芦生の森ともお別れ。
谷を渡っては登り、また下りとよく歩きまわったが、お天気に恵まれて最高の芦生だった。
お世話してくださった皆様 ありがとうございました。