みどりの野原

野原の便り

5月26日 長居公園・植物園 キマダラカメムシの卵・オニグルミ タイサンボク・ノグルミ

2018年05月26日 | Weblog

長居公園

 
雑草と思い、しっかり見ることも少ないクサイが花盛り。今日は目に留まった。
  右)オニグルミ 今年は実付きがよい。花の状態も見ているので、実の成長がうれしい。

 
振り仰げばエノキの実がいっぱい。        カリステモン

 
花の跡の残るセイヨウボダイジュ?を見ていたら、葉の裏に何かの卵を発見!
学芸員さんに見てもらったら「キマダラカメムシの卵です」と即座に返答され、
「卵は12個あります」と。産卵管に12個の卵が並んでいるのだとか。
え~っ。これがあのキマダラカメムシの・・? 数えてみたら確かに12個。びっくり!
写真では見えにくいが、卵の上部にはぐるりと丸い線がある。きれい!

キマダラカメムシは国内のカメムシの中では最大級。南方系の外来種だが、この頃はどこでもよく見かけるようになった。

そして、ブログを書いている今日(4月6日)、あれっ?あの卵あの後どうしたっけ?どこかへ捨てたっけ??
ひょっとして、と思って、葉を入れてそのままになっているビニール袋の中を見ると、”カメムシの卵入りのチャック袋”があった。うぉ~。

 
恐る恐る見ると、中で孵化した幼虫が11匹死んでいた。1匹はどうなった??


 
幼虫が抜けた後の卵の殻・・丸い蓋の端の部分に黒い三角形のものが付いている。
なんだこれは? 結構きれい。
これは幼虫が孵化する時に卵の殻を割る「卵破砕器」というものらしい。
育てたりするのは苦手だけど、面白いものが見れた。
皆死んでしまったのは気の毒だが、害虫なので罪悪感もなし?・・・
誰か昆虫好きの人に見せてから捨てよう。

植物園

 
遠目からタイサンボク 白いサギが止まっているように点々と白い花。
つぼみ・雌しべが開いた雌期の花・雄しべが花粉を出す雄期の花・花期が終わった若い果実・・いろんなステージの花が見れた。

 
ノグルミ 高いところに雄花序が見えた。   落ちていた雄花序  
雌の果序は雄花序の中心に付くらしい。見てみたいなあ。



ノグルミ 果序が開いて中から出た果実(前に写したもの)

 
シナサワグルミの大木もこんな小さい双葉(子葉)から。切れ込んだ面白い形。
                     右)落ちていた果序

シナサワグルミ・ノグルミ どちらもクルミの仲間(クルミ科)
果実は小さいながら、クルミと同じ構造になっているらしい。


アジサイは見ごろを迎えようとしている。

コメント
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