みどりの野原

野原の便り

5月16日 植生調査

2018年05月16日 | Weblog

毎年春に行われていた植生調査講座、今年は秋になった。
ちょっとしたお手伝いに淀川へ。

先生による北向き斜面でのやり方説明の後、講座生は班に分かれて、午前2か所・午後1か所、1m×1mのコドラートで調査(練習)する。

 
 午前は斜面の調査地と平地の草地      午後はヨシ原の中 

ロープを張った1m×1mの枠の中の植物、草丈の高いものから根元の芽生えまで、すべての種類を書きだす。
それぞれの、地面を覆い方(被度)・生え方(群度)を書き込み、植生調査票を完成させる。

数㎜しかない芽生えは難しい。助っ人(私)にわからない時は先生を呼ぶ。
てきぱきとこなしていく講座生。私が受講生だった時、よくわからないままに終わったような・・

方位・傾斜・土壌の水分量・硬度 その他、計器も使って調査票を完成させ、講座生は次の講座で群落組素表・群落常在度表から群落組成票を完成させる。

植生を調べることによって、環境がわかる。過去に氾濫があったとか、今は水辺から離れているが以前には水があったなどもわかる。
人間の活動が影響することもある。生態系を知る元になるそうだ。


調査地への行き帰り、
 
   セイヨウヒキヨモギ群生       イヌコモチナデシコの群生

 
   キバナニワゼキショウ         ハマヒエガエリ


刈り残された土手のウマノスズクサで、今年もジャコウアゲハの幼虫が育っていた。

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