みどりの野原

野原の便り

1月18日 葛井寺(ふじいでら)初観音 本尊千手観音 開扉 人の列にびっくり 

2020年01月18日 | Weblog

友達と打合せを今日に約束をしていた。
今日、国宝のご本尊が開帳になるらしいとの情報を得た友達の誘いで、午後、藤井寺駅で待ち合わせることになった。

駅から歩いて商店街を抜けると左に葛井寺(ふじいでら)の西門が見えた。

葛井寺は聖武天皇の勅願で、行基による創建と伝わる。
西国33ヶ所巡礼の第5番札所になっている。
今日は初観音の日。秘仏であるご本尊の今年初めての御開帳の日だ。


 
         四脚門(西門)の前に花屋さん。

 
    境内にも屋台           本堂前は人が多い。
久しぶりでこんな賑々しい所に来た。(うちの初詣は人のいないところが多い)

「本日、初観音法要 14時~15時までは拝観できません」の立て札が。
あら~。今ちょうど14時 しばらく境内を見て回ろう。

南大門を見に行く。
 
立派な南大門(楼門)本当はここから入るべきだった。 
             右)南大門から本堂の方へ続く列は何だろう。

南大門の外には井真成(いのまなり)の記念碑が建っていた。

井真成は阿倍仲麻呂らと共に唐に渡った遣唐留学生。36歳で唐で亡くなった。
玄宗皇帝に仕え優秀な人材だったしく。現地で葬られた。
その墓誌が中国の西安で見つかったのだそうだ。
井真成の本拠地は藤井寺と考えられているらしい。

境内に戻る。


南大門からの行列は「ご朱印帳」の記帳をしてもらう人達の列だとわかる。すごい!
友達もご朱印帳を持ってきているので、列に並んで待つことにした。

15時前、法要が終わったようだ。
待っても一向に列は進まない。もっともだ。1人1人に記帳されるのだから。
いつになるかわからない。


藤棚がある。フジの花の咲くころはきれいだろうな。

しばらく列に並んでいたが、友達もご朱印は後日に来ることにして「拝観」の方へ。


そのころには「拝観」の方も西門(四脚門)から長い列ができていた。

最後尾に並ぶ。
列の進行は遅い。暇にまかせて屋台の店を覗いていて、帽子を買ってしまった。

 
ようやっと本堂の廊下へ上がり、本堂に入る。(撮影禁止)

ご本尊の「十一面千手千眼観世音菩薩(国宝)」は穏やかなお顔で迎えてくださった。
千の手、千の眼で迷える衆生を救ってくださるありがたい観音様。
千手観音と言っても実際に千本の手を持つ観音様は少ないのだそう。
葛井寺の仏様は大きい手、小さい手を合わせると1040ほどの手があるそうだ。
掌には眼が描かれている。
『日本の千手観音としては最古の1つ』とのこと。
秘仏だが、毎月18日には開扉される。
ビデオで細かい部分もよくわかった。

本堂から出てきても、まだ南大門近くまで列が続いていた。
今日の参拝者の多いのにはお寺の方も驚いておられたそうだ。
なんでも、暮れにテレビ?か何かで放送があったらしい。マスコミ効果か。

 
紫雲石の灯篭(レプリカ) 旗掛けの松 楠木正成と3人の息子に因む。
2葉の中に3葉が混じると聞いて探してみたが見つけられず。拾った人もいたらしい。

葛井寺を南大門から出る。

近くの辛国神社にお参り。ここでご朱印の記帳をしておられた。ここはひっそりと静かだった。

コメント
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