みどりの野原

野原の便り

1月1日 屋就神社・多神社・鏡作神社・岡寺へ 初詣はしご 

2008年01月01日 | Weblog
娘夫婦も昨日から帰ってきて我が家は全員集合
お昼におせちを食べた後、子供たちと初詣に・・・

「どこへ行く?」「多神社」「ついでには?」「行きたーい」
ということで車で出発。

屋就神社
道順に沿って、屋就神社(やつぎじんじゃ)
先日、近くを歩いた時、住宅地の横を流れる溝川が「矢継川(やつぎ
がわ)」といい、田原本の方へ流れていて、字は違うが「屋就神社」
という神社があると教えてもらったのだった。(11月30日ブログ)


      屋就神社

それは神社というには小さいものだった。「修験節律根本道場 大和
の国 大峰蛇之倉七尾山」と書いた木札が社に掛かっていただけで、
由緒もわからない。
あたりは大和国中(くんなか)で田んぼが広がっていて、その近くに
は、教えてもらったとおり、三面張りの用水路といった感じの「矢継
川」が流れていた。

多神社
次に「多神社」正式には「多坐弥志理都比古神社」(おおにいますみ
しりつひこじんじゃ)といい延喜式にも名がある大和でも屈指の大社
だと書いてあった。
祭神に大安万呂の名があった。


        鳥居

 
        多神社             4社            
 
本殿?は台風で壊れたが、再建されたそうだ。
お参りして「濁り酒」のお神酒をいただく。ここは毎年濁り酒がでる。
お代わりしたいほどおいしい。

多神社の参道の横あたりで、以前ガールスカウトのデイキャンプを
したことがあり、子供も覚えていた。
その頃からちょっと変わっていた娘は(見たら怒るかも?)おでん
こんにゃくを変な形に切ったりユニークさを発揮していたものだ。

今日も寒いけれど天気もよく、次々とお参りの人が続いていた。
落ち着いた場所だ、

あたりは弥生時代の集落遺跡があり、
近くには太安万侶を祀る神社もあるとのこと。

帰って夫から聞いたところでは、
多氏は宮廷雅楽に携わる人が多く、雅楽奏者として有名な東儀さん
も多氏の出だそうだ。

太安万侶神社は今日行った多神社の向かいにあるとのこと。
確かに道路を挟んで社が見えたが、次を急いで無視したのだった。

ここへ来て急に次の行き先を思いついた。

境内を出て車で5分ぐらい走った所に「下ツ道」だった道があり、そこ
に多神社の一の鳥居?と、その両脇には立派な1対の燈籠があった。
高い燈籠に火を入れるための階段が付いている立派なものだ。


     燈籠

鏡作神社
そして次なる所は?
「鏡作神社」

ここの境内も風格がある。

このあたりに住んで、鏡の鋳造を業としていた「鏡作部」の氏神だった
ようだ。
古代、鏡は「神の御魂の宿るもの」とされ、試鋳造された鏡が神として
祀られているという。


     鏡作神社

昭和19年の地震で倒壊した拝殿は全国鏡工業協会の協賛で再建され
たと碑に書いてあった。

これも帰ってから、夫が「鏡作神社は5つあるの知ってる?」
「知らん」
周辺に「鏡作なんとか神社」というのがいくつもあるらしい。
保津のあたりにもあるとか。

田原本が面白くなってきた。
また時間があれば散策してみたい。

「案内してくれたらよくわかるのに」というと、
「はじめはなにも知らんと行ったらいいね。それで調べたりしたら
いいんや。それが勉強じゃ」とのたまい、相変わらず厳しい。

鏡作神社にお参りして、横にある破魔矢などの授与所に見覚えのある
お顔があった。
高校の国語の先生でここの宮司さんでもある。
あのころも結構年配に見えた先生は、今は相当のお年と思われるが、
お元気そう。声をかけると「ようお参り」と言ってくださった。張り
のあるお声だった。

ここへ来たのもどうしておられるか気になったのだった。

そこから飛鳥のうちの畑をみんなに見せて、近くの岡寺へ参った。

岡寺
3ヶ日は入山料は要らない。
子供の頃からお参りはいつもここだった。なつかしい場所だ。
今は横に治田神社があるが、昔はそのあたりにも岡寺の金堂・講堂・塔
などがあったらしいことをはじめて知った。


        岡寺 仁王門(重文)


           本堂

岡寺は西国7番札所でいろいろ思い出がある。
重文になっている仁王門には立派な木像の仁王様がいらっしゃる。

小さいとき、言うことを聞かないと「岡寺の仁王さんがくるよ」と親
に脅されたものだ。
1年間の願いをこめて梵鐘を突いた。

帰ってネットで見たら岡寺も知らないことがいっぱいある。

参道沿いの畑は・・・
その参道に実家があった。又、農面道路から見下ろす「岡寺の参道」
沿いに家の田んぼと畑があり、上の方はお墓になった。一番下の段には
サツキやクチナシ・アジサイなどたくさん花を咲かせやザクロや栗や柿、
竹林やいろんな木があって参道を飾るのに一役買っていた。
人手に渡ってからもつい最近までは・・・


       ブルーシートが痛々しい

ところが先日みると、3段目ぐらいまで工事が行われている。
もう家が関与するところではないが、又思い出が1つ消えていく。
子供たちもすごく残念がっていた。

夕方になって薄暗くなってきた。今夜はみんなで鍋を囲む。



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3 コメント

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ご主人も一緒やぁ\(◎o◎)/! (ミッチャン)
2008-01-02 23:49:02
こういうこともあるんですね

多神社懐かしい 初詣に行くのもいいですね 来年は考えてみよう

岡寺もお正月には行った事が無い! ここも行って見ないと

賑やかなお正月ですね

今年も宜しく
返信する
ミッチャンへ (みどりの野原)
2008-01-03 23:36:48
なつかしいでしょう。
思い出しますね。デイキャンプ

初詣お勧めですよ。
返信する
多神社は私の氏社 (笠縫の貴公子)
2008-01-13 22:46:25
 初詣は、勿論多神社に行きました。
いつもお雑煮を食べてから家族で出かけます。唯一の毎年の行事で、家族の集合写真はこの時だけです。
 
PS
 屋就神社のことを12月28日の欄に書いておきました。
返信する

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