みどりの野原

野原の便り

1月14日 稲渕勧請縄架け替え神事

2019年01月14日 | Weblog

明日香へ。

先ずはランチでお腹を整えて。

石舞台から稲渕迄歩く。

 
 石舞台 紅梅が満開  石舞台では飛鳥のメンバーの男性が観光ボランティアで活動中だった。

稲渕勧請橋に到着
今日は飛鳥川に架かる勧請綱(男綱)の架け替えの日 毎年成人式の日に神式で行われる。
上流の栢森には女綱と呼ばれる勧請綱があり、その架け替えは毎年1月11日。龍福寺の住職によって仏式で行われる。どちらも悪神が村へ立ち寄らないようにする行事だ。
稲渕の勧請綱は神式、栢森は仏式と分かれるのが面白い。

 
 綱を綯っている所を上から見る。 そばで見る。綱は樹脂ロープを芯にして綯っておられる。


だいぶできてきた。男綱は藁のヒゲはハサミで摘む。

 
勧請橋の下ではシンボルの両側に垂らす細い縄を準備中。昔懐かしい農機具も活躍
餅藁を使っているのかと思ったが、普通の(粳米)の藁だそうだ。


  シンボルはもう完成していた。

 
甘酒のおもてなしがあった。おいしい~。
  右)そのそばでは女性方が、無病息災・家内安全の御幣とミカンを割竹に挿したものを準備しておられた。
    これは神事の後で頂ける。
架け替えにはまだまだ時間がかかりそうなのでその辺を一回り。

 
    「石橋(飛び石)」      そばには犬飼孝氏揮毫の万葉歌碑
「明日香川 明日も渡らむ石橋の遠き心は思ほえぬかも」

ひと回りして戻ってくると、古い綱の取り外しが始まるところだった。

 
 綱が緩められて引き上げられる。 落ちていた古い綱 1年経った綱はさすがにぼろぼろだ。

 
それから新しい綱を勧請橋の上までみんなで担ぎ上げる。見学者も綱を持ってお手伝い。

 
  綱の中央にシンボルを取り付ける。
「持ってみてください」と言われ、抱えて持ち上げてみる。やっと少し持ち上がった。重い。
何キロあるのだろう。「持つと子宝に恵まれるます」 あら、どうしよ・・


中央から左右の綱に間隔を開けて 榊・四手・藁・榊・四手・藁の順に差し込んでいく。
これも見学者がお手伝い。

 
いよいよ吊り下げ作業。川の両側の高い木に綱を張り渡す。
もうちょっと緩めて・・もうちょっと引っ張って・・と指示を受けて川向こうとこちらの木の係の人が調整。
橋のところに1本、綱を支えるポールがあり、綱を上げた。

 
無事、新しい勧請綱(男綱)が架け替えられた。下の橋では神事の準備が整っている。

 
神官さんによる神事が始まる。祝詞の後、お祓い、村の関係の方などの玉串奉奠があり、最後に神饌の米・酒・塩と玉串も飛鳥川に投げ入れられた。
川を覗いたが、この辺りは流れも速く、引っ掛からないで、目に付かないところまで流れたようだ。

神官さんのご挨拶があって神事が終了。
ミカンとシデを割竹に挿したものは持ち帰ると厄除けになるらしい。1本いただいて帰った。

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