みどりの野原

野原の便り

2月9日 橿原神宮前駅から甘樫丘 水鳥 シベリアイタチ

2024年02月09日 | Weblog

野鳥部会
池を見ながら甘樫丘の麓へ。


孝元天皇陵 剣池(石川池)


石川池では、キンクロハジロ・ホシハジロ・ハシビロガモ・カイツブリなど。


池の土手にシロバナタンポポ。この辺では珍しくないが・・
地域によってシロバナタンポポがあまりない所もあるらしく、珍しがっている人もいた。


和田池 カルガモ・コガモ・カワウ


池の端の浅いところで泥を探るコガモ。こんな所にも餌があるのか。

甘樫丘の芝生広場で昼食。


たくさんあるクヌギ樹皮の裂け目を探したら、クヌギカメムシの卵塊があった。
ゼリー状のもので覆われている。これはふ化した幼虫の餌になる。
卵には呼吸管というものが出ているのだが、写真ではわかりにくい。


飛鳥川の堰のところにコガモ。ダイサギはじっと動かず。

少し下った飛鳥川の対岸の畑に黄色っぽいスマートな動物が見えた。


カキの木にするすると登り、熟したカキを食べている。

あれはイタチ? いやテンでは? チョウセンイタチじゃないの?
対岸でワイワイいう声も聞こえてないのか? 気付いてないのか? 無視しているのか?
それに真昼間に大胆な・・


落としたカキの実を食べる。


上の写真をトリミング。
小屋へ入ったり、木に登ったり。カキの実を採ろうと手を伸ばしたり・・
害獣なのだろうが、見ている分には可愛い!

私はテンを見たことがない。こんなところにテンがいるのか?
イタチは走っているのを見たことはあるが、じっくりと観察したことがない。
最近は外来のチョウセンイタチが増えていると聞く。

帰ってネットで調べた結果、
顔の模様や尻尾の長さなどからシベリアイタチのようだ。
(令和3年から、チョウセンイタチからシベリアイタチに和名が変更になったそうだ。知らなかった。)


これは会のお世話役のOさんが送ってくださったシベリアイタチの写真。

シベリアイタチは外来種。
繁殖力が強いため、在来種の二ホンイタチを追いやっているとのこと。

ただ、対馬にはシベリアイタチが自然分布し、数が減って絶滅危惧種になっているそうだ。

会の途中で帰ったので、見た鳥の数は少なかったが、シベリアイタチの行動を見られたのは面白かった。

一緒に早退するメンバーとバスを待つ間、豊浦休憩所に展示してある空の会メンバーであり、飛鳥里山クラブのメンバーでもある清原さんの「飛鳥で出会う植物」の写真を見ていただいた。
後のメンバーにも伝えたので見てくださったと思う。

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2月8日 長居植物園 カツラ・アオギリ・梅林・モミジバフウ・カワセミ

2024年02月08日 | Weblog

飛鳥里山クラブから長居植物園


先日遠目に見た公園のトラックそばの桜はジュウガツザクラの表示があった。


高い植え込み桝で大事にされている桜
根元からいっぱいヤニが出ていた。
フラスは出ていないが、虫にやられているのだろう。

担当の方の案内で植物園を、大池を左回りで歩く。


カツラの木が並んでいるところ。
雌木にはたくさんの枯れた果実が残る。
翼のある種子が出てきた。


二ホンスイセンは見ごろ。
花の少ないこの時期にいい香りが漂っている。


大池の島の柵にとまっているカワセミを見つけてくれた人がいた。
長い間、じっと止まって、池の中の餌を覗っているのか。

植物園の柵の外にアオギリの大木が並ぶ。
枯れた果実がたくさん見えるが遠い。
柵から手を入れて果実を拾った人がいた。
よく見ると草の中にバラバラになったものがいくつも落ちていて、手に取ってみることができた。

 
果実は5つに分かれ、1つ1つの鞘状の果皮(心皮)の縁に種子がついている。
(右)果皮がまだ開ききっていないものを見つけた人もいた。
若い閉じた果皮の中に茶色い液体が溜まっているのを見たことがある。
雌花が若い果実になっていくのも以前には見たことがあるが、最近は見る機会いがない。見たいなあ。
歩いている時はいつもアオギリを探してしまう。

 
梅林は色とりどりで花盛り。雌しべのない花を見たり、枝やガクの色を見たり。


タブノキの冬芽 大きい冬芽は混芽で花や葉や枝も入っている。


モミジバフウの枯れた果序がゴロゴロ落ちていた。
種子はだいたい落ちてしまっているが、残っているのもあった。
この種子も翼がある。
風に乗って遠くへ飛ばされる。

午後、自然史博物館に入る。
時々来る機会があるが、展示をゆっくり見たことがなかった。
展示は充実していて、ついでに見るには時間不足だ。
もっと時間をかけて見に来たいが・・いつもバタバタと・・

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2月3日 節分 今年の恵方は東北東

2024年02月03日 | Weblog

節分 明日は立春。暦の上ではもう春だ。


節分飾り 
来年は新しい飾りを作ろ。


最近は、恵方巻は毎年娘が作ってくれます。
アナゴやエビ・サケ・アボカド・卵焼き・サラダ菜

それと塩イワシとすまし汁

今年の恵方は東北東。
ちょっと多いなと思いながら、2本とも平らげた。

食べ過ぎだけど、おいしかった。
そして大失敗。肝心の豆まきを・・忘れた・・また明日。

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2月2日 不染鉄展 

2024年02月02日 | Weblog

奈良県立美術館で開催中の「漂泊の画家 不染鉄展~」を見に行く。

日曜美術館の放映を見るまでは名前も知らなかった。
不染鉄・・変わった名前。何人?

不染は苗字で、本名は哲治。
「不染 鉄」は画号で、日本画家ということがわかった。
テレビで紹介されすごく惹かれるものがあって、見に行きたいと思ったのだった。


案内ちらし

実家は東京。お寺だったが、画家を志し、ある時は、伊豆半島で3年間も漁師のような生活をしたり、京都で絵画の学校に通ったり、奈良には戦後、正強高校(当時)の校長を務め、晩年まで奈良で暮らした。
そんな奈良にもゆかりの深い人だったのだ。

海辺や村の景色は、色数少ないが温かみのある色あい。
描き方は独特で、見えたままではない俯瞰したような景色。
上のちらしの景色なども、富士山を中心として下の方には海(太平洋)上の方にも海(日本海)
不自然なような、不思議な構図。
藁葺き屋根のほっこりした形。集落の風景。

家や船などの描き方がまた細密。すごい。
透き通った海には泳いでいる魚の姿も見える。
海の波の表現が好きだ。

以前に暮らした伊豆半島のなつかしい海辺の景色も多い。
他の絵でも洗濯物が干してあったり、瓜の棚があったり、部屋に人が描かれていたり・・細かく描かれていて楽しい。

晩年まで暮らした奈良の風景。
西ノ京あたりも昔はこんな田舎だったのか・・。

絵の中に細かく字が書かれているものもある。
どうやって書いているの?と思っていた。
ボールペンやマジックも使用していると知って納得。

展覧会を見終わってから、もう1人の妹と待ち合わせ、ランチをしてから、奈良町を通る。


御霊神社 祭神は無実の罪で幽閉され、無くなった井上内親王。
祟りを恐れて後にここに祀られた。

 
御霊神社の「足止め狛犬」脚に赤い紐がたくさん結び付けられている。

これは「家出人や悪所通いの足が止まりますように」という願掛け。
近頃では「恋人とこれからも一緒にいられますように。客足が遠のきませんように」と言った現代風の願掛けもあるそうな。


安政元年開業の砂糖屋さん。
前に「こんふぇいと」(コンペイトウ)を買ったことがある。


ならまち格子の家に入る。

ウナギの寝床といわれる間口が狭く、奥行きの長い町家建築。

入り口の大戸は普段は跳ね上げてあるが、くさび?を外すと下に降りて閉まるようになっている。
小さい出入口になるような造りになっている。


太い格子は外から中を見通しにくい。


吹き抜けの高い窓もロープで開け閉めできる。


空間の有効利用 箱階段


梁や木組みがわかる2階

妹の家で、久しぶりで3人でおしゃべりを楽しんだ。

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2月1日 宇治市植物公園 ショクダイオオコンニャクは?・温室に昆虫・原種シクラメン花後

2024年02月01日 | Weblog

去年2月に年間パスポートを買った。
3回くれば元は取れる・・がなかなか来れないもので・・もうすぐ期限切れ。
せめてもう1回と友達を誘った。

温室の植物
いつくかを紹介


温室の「ショクダイオオコンニャク」
葉の上部が枯れて垂れ下がっている。球茎もだいぶ大きそう。
花を見たい。臭いという匂いも嗅いでみたい。

「いつ頃咲きますか?」植物園の方に聞いてみた。
「そうですねえ。この葉がすっかり枯れて・・その後、球茎が休眠して・・その後に出て来る芽が葉芽か、花芽か・・出てみないとわからりません」
葉が枯れるのもまだまだかかりそう。
球茎の休眠期間も短いこともあれば長~いこともあるらしい。
その後に出て来るのが葉芽の時もあり、花芽の付きにくいものものもある。・・とのこと。
そうか~。待つのも根気がいる。


ウラベニショウ 葉の表は暗緑色だが、裏返すと・・赤。


パポニア 赤い花がかわいい。と‥見ていたら・・


あら!こんなところにカマキリの赤ちゃん。
まだ生まれたばかりのよう。
他にもいるのでは・・と探してみたが、この子だけ。
どこから来たの?餌はあるのかなあ。

同じ木にナメクジも1匹いた。
土にでもついて来たのかな。


ピンポンノキ ピンポンとは関係ないそうだ。
赤いフェルトのような果皮が割れて、中に黒い種子が2個見えていた。


オオホウカンボク 
ピンクの丸いつぼみ(花序)が外から開いて行き、ボールのような花序になる。

ゴレンシ(スターフルーツ) もう茶色くなった果実

他にもたくさんの熱帯植物を見た。

外を歩く。まだ咲いている花は少ない。


ヤマウグイスカグラ 花は小さく目立たない。
ルーペで見たがわからなかった腺毛。帰って写真を拡大したらよく見えた。


原種シクラメン 
結実後、果柄がグルグル巻きになるのが面白い。


シクラメン 葉の模様はいろいろある。これもクルクル・・。


花と水のタペストリー 今年の干支「辰」
近くからでは何かわからない。


モクゲンジ 
枯れた果実 種子は数珠にしたりするらしいが、小さいから穴あけが大変そう。

園内の紅梅・白梅・四季桜など咲いているものも。
カンザキハナナも咲きかけだ。

ひと回りしたところでちょうどお昼。
レストランでお食事。

ショクダイオオコンニャク、気にかけておこう。

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