野鳥部会
池を見ながら甘樫丘の麓へ。
孝元天皇陵 剣池(石川池)
石川池では、キンクロハジロ・ホシハジロ・ハシビロガモ・カイツブリなど。
池の土手にシロバナタンポポ。この辺では珍しくないが・・
地域によってシロバナタンポポがあまりない所もあるらしく、珍しがっている人もいた。
和田池 カルガモ・コガモ・カワウ
池の端の浅いところで泥を探るコガモ。こんな所にも餌があるのか。
甘樫丘の芝生広場で昼食。
たくさんあるクヌギ樹皮の裂け目を探したら、クヌギカメムシの卵塊があった。
ゼリー状のもので覆われている。これはふ化した幼虫の餌になる。
卵には呼吸管というものが出ているのだが、写真ではわかりにくい。
飛鳥川の堰のところにコガモ。ダイサギはじっと動かず。
少し下った飛鳥川の対岸の畑に黄色っぽいスマートな動物が見えた。
カキの木にするすると登り、熟したカキを食べている。
あれはイタチ? いやテンでは? チョウセンイタチじゃないの?
対岸でワイワイいう声も聞こえてないのか? 気付いてないのか? 無視しているのか?
それに真昼間に大胆な・・
落としたカキの実を食べる。
上の写真をトリミング。
小屋へ入ったり、木に登ったり。カキの実を採ろうと手を伸ばしたり・・
害獣なのだろうが、見ている分には可愛い!
私はテンを見たことがない。こんなところにテンがいるのか?
イタチは走っているのを見たことはあるが、じっくりと観察したことがない。
最近は外来のチョウセンイタチが増えていると聞く。
帰ってネットで調べた結果、
顔の模様や尻尾の長さなどからシベリアイタチのようだ。
(令和3年から、チョウセンイタチからシベリアイタチに和名が変更になったそうだ。知らなかった。)
これは会のお世話役のOさんが送ってくださったシベリアイタチの写真。
シベリアイタチは外来種。
繁殖力が強いため、在来種の二ホンイタチを追いやっているとのこと。
ただ、対馬にはシベリアイタチが自然分布し、数が減って絶滅危惧種になっているそうだ。
会の途中で帰ったので、見た鳥の数は少なかったが、シベリアイタチの行動を見られたのは面白かった。
一緒に早退するメンバーとバスを待つ間、豊浦休憩所に展示してある空の会メンバーであり、飛鳥里山クラブのメンバーでもある清原さんの「飛鳥で出会う植物」の写真を見ていただいた。
後のメンバーにも伝えたので見てくださったと思う。