日本書記講座は、天武天皇12年9月、「連」の「姓」を賜った38の氏族の続き。
あやふやなところもありますが、自分の復習のために書きます。
「姓(かばね)」とは天皇から与えられた称号。ヤマト政権内での豪族の地位を示す。
「連(むらじ)」は職業・職能を持って仕えた豪族のリーダーに与えられた姓。
*縵造(かずらのみやつこ)
出自は、百済系氏族 狛氏
天武天皇8年、縵造忍勝が天皇に「嘉禾(よきいね)」を献った・・ことが出ていた。
補注を見ると、「縵」は頭髪の装飾物である「鬘」の意味らしく、鬘の製作にあたる伴造 とのこと。
(どんなものなのかなあ?)
*鳥取造(ととりのみやつこ)
祖は天湯河板挙(あまのゆかはたな)
成人しても言葉を発しなかった垂仁天皇の皇子が、鵠(くぐい=白鳥)を見て初めて「これは何だ」と言葉を発し、(水鳥を捕獲する鳥取部であった)天湯河板挙に命じて「鵠」を捕獲させた。その結果、皇子は言葉を放すことが出来るようになり、「造」の姓(かばね)を賜り、鳥取造と名乗った。
*久米舎人造(くめとねりのみやつこ)
舎人(とねり)とは、天皇や貴人に仕える官職。
菅原道真の撰進となる「類聚国史」に「久米舎人望足」の名がでる。
*檜隈舎人造
檜前舎人を管掌する伴造
鬘を作る。水鳥を捕る。・・いろんな役目があるんですね。
もうお1人の講師からは
古墳の事や、1月24日の朝日新聞夕刊の記事にあった「築紫君磐井」とその古墳とされる福岡県八女市の「岩戸山古墳」のお話。
そして、「延喜式」のお話もあった。
氏姓制度や延喜式の事など、詳しくはなくても、およその理解ができたらいいなと思うが、なかなかむつかしいです。
でも、こういうお話を聞けることは幸せなことです。