梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

生命の連鎖

2010-10-02 13:55:15 | 雑記
テレビで23区の住みやすさと言う番組が有った、今回は子育てに対する補助等の話で、各区で出している補助援助はかなり多い、本当に子育てがし易い環境が出来て来た、それでも少子化は止まらない。洗濯をしながら見て居た女房が「本当に至れり尽せりだね、私達の頃は本当に大変だったもんね」と言う、確かに我々の年代は国も地方も何も見てはくれなかった、それが当たり前で「大変だから子供は作らない」と言う発想は無かった気がする、生んでしまってからどうしようもなくなってしまう家庭も多かったが子供を作り育てるのは人としての責任だと言う暗黙の了承が有った、大変だから子供は作らないでよいと言う発想自体出てこなかった気がする、DINKSと言う言葉がはやった事もあるが今は聞く事も無い、しかし更に進んで子育てが大変そうだから産まないと言うのは当たり前になった、精神論を言っても仕方ない、子供を増やす為にはあらゆる手を打たなければならないがやはり根本的な物、道徳教育と言うのは若干抵抗が有るが社会を営むのに最初で基本になる倫理を育てなければならないのではないのかと思う、生命体の維持は連綿と続く繰り返しだろう、生まれて育ち産んで育てる、此れは動物の本能であり最低限の責任だ、こんな時代は確かに産まれた子供に取って幸せではないと思うがだから産まないと言う選択肢を選んではいけない、そういう時代から脱却する事が責任なのだ、生きる権利は等しくあり、快適に生きる事を追求する権利はやはり誰にもある、権利が有れば当然対価として責任、義務が有る、社会で言えば快適に生きる権利を行使すれば利害が対立する相手の権利を妨害する、その為に様々な制約が出る、種の保存は権利と共に義務でもある、そして子孫を残すのはこれに沿った義務なのだ、公が色々の手当をするのは義務責任の負担を少しでも軽くするためで有るのは解るがそれ以前にどんなに大変でも能力の範囲で出来る限りの努力をしなければならない事を自覚する事が条件だろう、福祉の充実と共に教育の充実を願う、宗教的になってしまう事を恐れず言えば精神的な自立を社会性との両立を踏まえ幼児期からなさなければなるまい、アメリカ的なと言うとごへいが有るかもしれないが自由主義、効率一辺倒ではやはり社会性を保つのは難しいと思う、弱肉強食は自然界の掟でもそれは現時点の生命維持に関わる部分で満腹なら狩りはしない、子供に餌を与えて自分はやせ細る動物達も多いがそれが大変だから産まないと言う動物は居ない、特捜の事件を見てもやはりどこかおかしい、政治家になったら井戸しか残らないと言われた政治家はそれ所か蔵が一杯建つ、法で縛ればどんどん細かくなってしまう、法的に一番素晴らしい社会はホ率の無い社会だと言う、今教育に求めらるのは心の問題だろうと思う