教科書問題は重要な問題だ

今朝の新聞に教科書問題が出ている、今までの教科書委員会ではない所の選択が取り入れられたと言う、曰く「今の若者は自信を失っている、歴史の認識が自虐的表現がその原因にある」と言った論調だが記事だけだとよく解らない、
日本人は愛国心と言う言葉にアレルギーがある事は確かだとは思う、愛国心＝右傾化と言う図式の様だ、確かに戦前の日本はほぼ完全に右傾化していた事は間違いない「大日本帝国」と言う自称が証明している。
しかし、国旗、国歌を全否定し、「軍靴の音が聞こえる」と言った論調は確かにヒステリックだと思う、
愛国と言う事が他国を貶めたり憎んだりする事ではない、自分に自信を持ったからと言って他人を軽蔑するわけではないだろう、しかし当時の「大日本帝国」が隣国や東南アジア諸国にしてきた事を美化して言い訳も無い、そしてそれは現実にその時代に生きていた人達の責任では有るが同じ国民として真摯に受け止め謝罪すべきは謝罪する必要はある、
しかし、此れに乗じて現在の国権をも除する様な国に対してはやはり礼節をもって対しつつでも無制限に譲る事は出来ない。北の大国は終戦のドサクサで歴史を無視した国境政策を採り続けている、
他の隣国も同じ様な態度をもって臨んでいるが此れは日本だけでなく他の国家間でも多く存在する問題だ、
しかし他の国では毅然とした態度で処しているのだが我が国が毅然とした国交を行っていない事は明白だ、
それには外交の稚拙さも確かだが国内に国交紛争アレルギーの様な雰囲気が蔓延していることも無関係ではなかろう、実際には我が国が対外的に「帝国主義」を標榜していたのは実に短い期間なのだがまるで今までの日本の歴史を全て否定する様な教育が広がっているとしたら実に残念だ、
持統天皇の時代に朝鮮半島に出兵していたのは歴史的事実だが色んな文献からは朝鮮半島には複数の国家が存在しその一国家と交易があった関係で援助するような形で出兵したらしい、それは韓国の歴史家も認めているのだが戦前の教科書で「日本が治めた」的な表記が出ていたのであちらを不快にさせた事も確かだがあの時代の愚かな恥だ
教科書問題を検討している「知識人達」がどう言う話をしているか外から解らない、問題は大抵「知識人達」は自分の意見に非常に大きな自信と拘りを持っていて他人の意見にあまり耳を貸しそうも無い所だろう、恐らく彼らは内容の真摯な検討より「相手を言い負かす事」に一生懸命のような気がする