梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

原爆と原発

2011-08-10 10:43:18 | 雑記
東京電力から東北電力に240万kWの電力融通が決まったらしい、この夏最高気温の昨日に此れだけ融通してギリギリとはいえ未だ5%程度の余裕があると言う、更に柏崎が泊まったのにだ、要するに電気は間に合っていると言う事だろう、どうしても原発を再稼動しないとと言う理由が又無くなった訳だが未だに「電力は危機状態」だと言う学者や経済評論家が居る事が理解出来ない、
経済界からの意見は電気料金が上がるのが困ると言う事が有るだろうがこれもおかしいだろう
自家発電比率は大手企業は30%程度の発電力を持っている、発電余力が有っても貯め置けないので売電が可能ならもっと普及するだろう、殆ど全部が火力だから燃料の上下が問題になるだろうが今原発関連に国から出ている補助金や機構に掛かる費用を此方に廻せる筈だ、
原発のある地方自治体に出ている補助金の金額はかなり凄い、青森県六ヶ所村の平均年収は980万だそうだ、今の国民平均所得の3倍である、此れは直接所得だが自治体に落ちている金額は更に多い、此れが日本全国に数十箇所ある訳だから押して知るべしだろう。
高速増殖炉の研究費も3千億を超える、リサイクル施設の維持管理研究費、使用済み燃料の保管、そして原子力保安院も廃炉にいたる機関は残るとしても今の様に無制限に増え続ける事も無い、ウランは日本では生産しない、購入している事は化石燃料と変らない、化石燃料使用ででるCO2の問題も有るが原子力に逃げられないなら近い将来は解決するだろう、
水力発電も多段ダムを追加し、夜間火力発電の余剰電力で揚水として利用すれば無駄も無くなる。
今回の天災で蒙った被害は大変な被害だが日本の永い歴史では繰り返されて来た事でその度に我々は立ち直って来た、しかしそれは一瞬の災害で数日後から人間は前を見て進んで来れた、
日本に生きて来た我々は万物に八百万の神々が居てそれを敬いそれを恐れて謙虚に生きて来た、だから又前に進むことが出来た、しかし自然に手を加えた原子の破壊は想像を超えた被害を長期間及ぼす、広島と長崎で充分解っていた筈なのに一部の学者と政治家と結託した経済界に感化されてしまった、地球に行き続けるなら地球の自然に寄り添っていかなければ成らない