梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

権利と責任

2011-08-19 09:03:27 | 雑記
原発問題で解析が始まったとたん「個人の責任に言及しないように要請する」と言う要望が出されたと言う、責任を追及されると困ると言うのは全く無責任な事をやってきたと言う事か。
日本の官僚機構、それに付随する学者と有識者、そして管理している筈の政府に共通していることは巨大な権利は有るのだが責任は全く無いと言う事だ、一般社会では有り得ない事だ世界的にも此れはあまり無いのではないのか、
しかるに官の最高機構は常に民に対して「責任」て追求してきた、
国際法で(アメリカ法か)LP法と言う物がある、製造者責任法と言う物だ、「重要な過失は無くても製造者に責任は存在する」と言う法律だ。
しかし厚生省の薬事許認可に関しては此処が許可しなければ薬として認められないがそれが瑕疵が有っても厚生省の責任は全く取られない、許認可権を委託された学者にも全く責任が無いとしたことは血液製剤事件で明白だ、
許認可権を持つ省庁の絶大な権利に対してその結果に関しての責任は全く無いと言うのは機構の不備だろうが今の官僚機構に責任を取れといったら恐らく許認可は今の半分位に成るだろう、彼らは責任をとると言う発想が無い、「我が辞書に責任は無い」と言った所だろう。
しかし此れは運転は自分がしどっちに行くかは自分が決めるが行く道を間違えても運転ミスで脱輪しても自分の責任ではない、と言うのと同じだ、
公務員の大変さは聞く限りでは本当に大変だと思う、しかし許認可権を持っていると思われる高級官僚と言う人達が大変だと言う話は殆ど聞かない、税金を使って特殊法人を作り、許認可を人質にして天下りを繰り返す事が可能なのは高級官僚と言う連中だ。
彼らに倫理や社会的公平を説くのは不可能だろう、何らかの方法を考えなければなるまい