梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

内憂外患に対応出来るかお手並み拝見

2011-08-30 10:07:32 | 雑記
民主党の総裁が決まったが此れによる期待は殆ど無いと思う、候補者全員が言っていた「挙党一致」が共通認識なら誰が立っても同じ事の筈だ。
強いリーダーシップを持って迅速に進めると言うのはこの党の場合「挙党一致」とはあまりにかけ離れている、
そうかと言って全派閥の意見を集約し最大公約数的な政策を進めてゆけば又早晩行き詰るだろう、おまけにこの派閥の意見はどうも面子が骨子のような印象しかない。
デフレと増税、復興財源と税収の不足、円高と貿易収支とどれをとっても両立は難しい問題ばかりだ、かと言って手を拱いている事は更に事体を悪化させる。
安保条約が死者を出す程の反対に遭いながら強行した時の総理が「この決断の評価は100年経って出るだろう」と言った事が有るが常に政治はそう言うものだろう、
1億2千万人の絶対的評価などは先ず得られないしそんな事が起きたらその方がよっぽど危険である、
「評価は将来の日本が出す」と言う位の覚悟で政治を行ってもらいたい、
本当に「未来の日本の為に」敢えて悪評に甘んじると言う覚悟が無ければ今の日本の政治は担えない。
明治時代、政治家になったら井戸しか残らないと言われた時代があった、滅私奉公と言う言葉もある、政治はその「滅私奉公」の思いで国に仕えると言う意識が無ければ成らないが今の政治家は最初は確かにそう言う気持ちが有ったとしても何時の間にか、それも短期間で「政治は政治家の物」と言った意識に変ってしまう様だ、
自民党の二世議員の弊害が露見したのは僅か2年前だが現政権の議員も指して変らない、
「猿は落ちても猿だが議員は落ちたら唯の人」と言われるが「議員は元々唯の人」でしかない、いやそれ以上に責任の重い職責で決して「偉い人では無い」事を理解して政務に当たって貰いたい
民主党が政権をとった説きに「お手並み拝見」と言う意識だったがあまりに酷い手並みだな