「終わらない夏」小澤征良
・世界的指揮者 小澤征爾氏の娘がボストン交響楽団の退任をきっかけに毎夏過ごしたアメリカのタングルウッドでの幸福な家族や友達との思い出を綴っています。お世辞にも作家と言える文とは言い難いですが、沢山の愛情を受けて育った育ちの良さを感じます。
小澤征爾氏は若手の育成や地域との輪を大切にする素晴らしい方だとは存じ上げていましたが、家族へも限りない愛を注ぐ人なのだという違う側面からの発見もあります。
「あと千回の晩飯」山田風太郎
破格の天才・山田風太郎の晩年のエッセイ。幼くして両親を亡くし、戦争で友を亡くし、ずっと死を見つめつづけた山田風太郎氏が徒然に思いを語る。老いや死を飄々と語る分にやるせなさや悲しさは感じないが、両親や友を思い返す話は要所要所に出てくるし、痛切な気持ちになる。
「用心棒日月抄 刺客」藤沢周平
3作目となる用心棒シリーズ。3作目となると脇を固める登場人物もなじみになる。よくも悪くも人間味溢れる個性的な彼らが話を盛りたてる。
剣のたつ主人公青江又八郎が藩の密命をうけ、脱藩して江戸で用心棒をしながら機を待つ。今、人気の藤沢周平の人情モノではなく、剣豪モノ。
最近、読書をなまけていたけど久々に楽しめました。休憩していた読書虫が動き出しました。
・世界的指揮者 小澤征爾氏の娘がボストン交響楽団の退任をきっかけに毎夏過ごしたアメリカのタングルウッドでの幸福な家族や友達との思い出を綴っています。お世辞にも作家と言える文とは言い難いですが、沢山の愛情を受けて育った育ちの良さを感じます。
小澤征爾氏は若手の育成や地域との輪を大切にする素晴らしい方だとは存じ上げていましたが、家族へも限りない愛を注ぐ人なのだという違う側面からの発見もあります。
「あと千回の晩飯」山田風太郎
破格の天才・山田風太郎の晩年のエッセイ。幼くして両親を亡くし、戦争で友を亡くし、ずっと死を見つめつづけた山田風太郎氏が徒然に思いを語る。老いや死を飄々と語る分にやるせなさや悲しさは感じないが、両親や友を思い返す話は要所要所に出てくるし、痛切な気持ちになる。
「用心棒日月抄 刺客」藤沢周平
3作目となる用心棒シリーズ。3作目となると脇を固める登場人物もなじみになる。よくも悪くも人間味溢れる個性的な彼らが話を盛りたてる。
剣のたつ主人公青江又八郎が藩の密命をうけ、脱藩して江戸で用心棒をしながら機を待つ。今、人気の藤沢周平の人情モノではなく、剣豪モノ。
最近、読書をなまけていたけど久々に楽しめました。休憩していた読書虫が動き出しました。