La douce vie

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英国王のスピーチ

2011-05-12 | cinema/観劇/舞台
地震の前に行くことを決めていたのですが、あれやこれやあってテレビまで待つかな、と思っていたのですが、先日やっと見ました。

なぜ、この映画をというと、主演のコリン・ファース、姉が子供の頃からファンで、ずっと、ずーっと活躍を見てきた人なので
アカデミー賞を受賞した時は感慨深かったこと。
作品の評価が高かったこと。です。

私は近頃どんなド派手な映画でも冒頭で眠たくなってしまうので、心配したのですが、まったくそんなことはなかった。

第二次世界大戦勃発前、
イギリス王の次男の物語。
華やかで国民の人気も高い兄の王冠をかけた愛はよく特集されますが、弟にスポットが浴びるのは時代のせいもあるのでしょうか?

吃音に悩まされる皇太子弟は役目がらスピーチが多く悩まされてきた。
いろいろな医者に治療を受けたが効果はゼロ。
ある日、オーストラリア人の矯正専門家ローグ氏を尋ねる。

精神面に原因を見出すローグ氏、プライベートや本音を話すことに反発する皇太子弟。
やがて、兄エドワードは退位し、ジョージ6世として戴冠する。
時代はナチスが台頭、緊張した世界情勢。
ジョージ6世はナチスに立ち向かうため、国民に向け演説をする。



国王であっても、私たちと同じ人間であり、人間的な過去を背負って生きていても、国王として生きていかなければなりません。
兄のように華やかで社交的でないけれど、ときに癇癪を爆発させながらも誠実で責任感のあるジョージ6世だからこそ、その努力は胸をうちます。

コリンのことはずっと知っているのに、どうにもジョージ6世にしか見えませんでした。
ローグ先生のジェフリー・ラッシュ、妻のヘレナ・ボナム・カーターも素晴らしかった。
久々にいい映画をみたな、という印象。