La douce vie

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フィギュアスケート:プリンスアイスワールド新横浜

2011-05-10 | figure skathing、ice show
はじめてPIWにいってきました。
プロチームのアイスショーってどんなんでしょー?と思いつつ、会場に着いてみると
本田さんが怪我のため、欠場。早く治るとよいのですが。

想像以上に群舞のナンバーが多かったことに驚きました。
世界を巡るたびみたいなのとか、コミカルなボクサーものとか、海の生物が出てきたり、バリエーションが豊かでお子さんも楽しめる演出です。
印象に残った方のみ。

太田由希奈さん
「オペラ座の怪人」
今回、この公演に行く決心をしたのはこの方の存在が大きい。
ずっと生で見たかった太田さん。
次でいいや、と思っていたとしても、次の機会があるかどうかというのは分らないとつくづく思う。
行ける時に行かなくては。
現れた時から体のまわり5cmくらい、美しいオーラを身にまとっている。
手をすっと伸ばしただけで美しい。スケーティングの氷へのタッチが柔らかくて見ていて気持ちいい。
レイバックスピンは花びらが舞っているように美しい。
スパイラルも足のポジションだけでなく、手の動きポジションも美しい。
とにかく美しいづくめ。ジャンプは2つともシングルだったけれど、滑ってくれるならジャンプがなくてもよいと思っているので問題ないし、転倒して世界観が崩れるより全然いい。
最後に3連続のバレエジャンプ。
音楽の選曲も彼女のエレガンスさを引き立て、衣装のセンスの良さも彼女が日常からハイクラスなものに対する審美眼を持っているに違いないと感じるようなセンスのよさ。
太田さんの生の演技を見ることができてよかった。
今後も長く滑り続けてください。
後半ではフラメンコを中心になって踊ってくれて嬉しかった。
1部の最初で終わりなんてさみしすぎるから。

南里さん
少し前まで競技者だったことを感じさせるスピードと大きな3A・・・は失敗でしたが。。
後半もグループナンバーで活躍してくれました。

村主選手
G線上のアリアからPOPなナンバーへ。
アイディアが豊富な村主さんらしく今年も斬新な方向性。

八木沼さん
プロになられてからのスケートを見るのはもしかしたらはじめてかもしれません!
カルガリーの白の衣装以来か???
プリンスの看板を張ってらっしゃるだけあって、エンターテイメント性を極めてらっしゃる。
見ることができてよかったです。


羽生選手
なんとFS。でも、ショートバージョンだと思います。
彼にとってはアイスショーも競技勉強の一環に違いない。大きな3Aを跳びました。
笑顔を作り、観客に目線を送っているところが素晴らしい。
ガチンスキー選手の活躍に刺激されたのでしょうね。私は4回転よりスケーティングを・・・と思っていましたが、
ガチンスキー選手がメダルをとり、ブレジナ選手が2種類の4回転を入れているところをみると正しい方向性なのかも。少なくともソチまでは。
大変な環境にありながら、ファンに向け最高のものをみせたいという気持ちが伝わります。
最後にファンに挨拶をしている時になにか言われて涙していました。周りの方々の愛を支えに頑張ってください。
最後の紹介で4回転成功!すごい。

鈴木選手
ここ2年の数年続いたラテン・アラブ系でなく、綺麗なピアノ曲のプログラム。
素敵でしたよ!

町田選手
ここ2シーズン熱く応援していたので、今回この公演に名前があって嬉しかった。
QeenのEx。爽快感あふれる曲調が町田選手のダイナミックさを後押しします。
曲想をとらえるのが素晴らしいですね。大きな3Aを跳んで、日本男児はみんな跳ぶのが当たり前という感じになっていて凄い。
おおいに盛り上がりました。
来シーズン頑張って!

村上選手
八木沼さんとのトークあり。
今シーズンおなじみとなったEX。
疲れが残っているなか、笑顔で滑ってくれました。
私が疲れてるなぁ、と感じたのは椅子を引きずるときに折りたたみ椅子がパタンと畳まれてしまったところ。
世界選手権の疲れと時差ボケの中、一生懸命滑ってくれました、ありがとう。
それにしてもトップの太田さん、オオトリの荒川さんと同じショーで滑ると彼女のスケーティングの質は16歳のものだと分りました。
アピール力もある、ステップもよい、村上選手。でも、このショーで荒川さんや太田さんから学べることがあるといいですね。
最後は水玉衣装で登場。私は世界選手権の白よりこっちの衣装の方がプログラムとマッチしてたかなと思います。

高橋選手
「アメリ」だと予測してきたのですが、「マンボ」でした。
しかも、世界選手権の衣装。うーん、まぁ、好みの問題ですね。
3F-1T-2T?3A、3Lz。
すごい存在感でした。っていうかファンの歓声が。
ステップの時は反対側だったのですが、思いの外こちら側にそれなりの見応えがあることが発覚。
最後の挨拶の時はFSの衣装で登場。この衣装は見たかったので、嬉しかったです。
現役続行宣言されたそうで。
オリンピックイヤーは技術回復の時間があまりにもなくてはらはらしました。
今回は少し時間をかけていいんじゃないかと思います。個人的には1シーズン技術回復に集中してもいいと思います。
フランスで「シェルブールの雨傘」を見たい気もしますが。

荒川さん
淡い水色のドレス。
こういうタイプのドレスは珍しいかも。
サラ・ブライトマンなのか?女性のボーカルの綺麗な曲。
太田さん同様、スケーティングの上手さに見惚れます。
荒川さんの場合はすーっと一蹴りに力強さと柔らかさがあり、スケーティングそのものに風格を感じます。
昨シーズンは少し調子が悪そうな印象でしたが、今回はどの技1つとっても美しく、音楽も荒川さんの美しさにぴったり。
荒川さんは何年たっても大トリを務めるのにふさわしいスケートをする。
最後のコールでは3-3を跳んでくれました。


最後に周回をしながらふれあいタイム。
沢山のお客さんが前の方に詰め寄り、みなさん思い思いの言葉を選手に投げかけ、選手も一人一人丁寧に対応していました。感心。