La douce vie

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フィギュアスケート:NHK杯2020 村元・高橋組初戦

2020-11-29 | figure skathing、ice show
高橋大輔選手が競技スケートのアイスダンスへの転向を発表した時、恐らく、リフトとスピンが課題になるのではないか、と思っていました。

高橋大輔選手はアスリートとしては体が硬い方に思え、ペアで組むスピンの際にその硬さが難点になるのではないかと思っていました。

そして、何よりリフト。昔、村上佳菜子(当時)選手を陸でリフトした時にとても大変そうだったので、どの程度のリフトまでこなせるようになるのか?というのが、一番気になるところでした。

先日、練習風景のニュースを見たところ想像以上のリフトにビックリ。俄然、彼らの初戦に興味が湧きました。

それと、マリーナ・ズエワコーチの元で練習や振付をすることもワクワクするものでした。
高橋選手がシングルの時にはマリーナ・ズエワコーチの振付は縁がなかったですからね。


SD「マスク」
コミカルな動きで始まるプログラム。細かな動きもたくさん散りばめられていて、こんな凝ったプログラムを競技用に用意できたことにも驚きです。
村元選手のキュートさと高橋大輔選手の雰囲気はなかなかよいのではないかと思いました。
ツイズルの距離やリフトのスピードなど細かい点を挙げるより、ここまでのプログラムをわずか一年未満で競技で滑っている二人に驚嘆しました。
村元選手が大技の際でも落ち着いていて、このカップルのリーダーは彼女なのだとわかるし、演技の安心感や安定感は彼女が発しているのだと分かります。

FD「ラ・バヤデール」
美しいプログラム。
とても気に入りました。ツイズルでのミスはありましたが、初戦でこういうミスは悪くない、今後の課題がみえてよかったと思います。そして、高橋大輔選手という人は自分の映像を見た後の修正やクオリティの引き上げがすごい人だと思っていたので、


今回初戦を終えて二人のユニゾンがますます良くなるのではないかと、期待しています。
これほど、プログラムの陰で凄まじい肉体改造に思いを馳せたことはない。リフトのための肉体改造だけでなく、ユニゾンのための練習。

(そういえば、モロゾフコーチにつき始めた頃、アイスダンサー用のエッジを使っていて、モロゾコーチにシングルスケーター用のエッジに戻すよう言われて、ジャンプの安定を取り戻した、というようなエピソードがあったような)