毎週のように鍋を焦がして、毎回金束子(かねだわし)で鍋底をこすっている。
今回は漢方薬のせんじ薬をつくろうと「ネズミモチ」の葉っぱと黒い実を煎じるつもりでガスの弱火にかけて、長と忘れて2時間ほど寝てしまった。ガスの火は消えてしまっていて、5リットルの大ヤカンは、手に取るとあらっと軽い。
えええっつ!!なんじゃこれ!・・・・。ヤカンの中は黒いタール様のものがこびりついている。昨今物価の値上がりはすさまじいが、プロパンガスだから基本料金も高い、何リットルも蒸発させて・・・・私の田舎ではヤカンを沸かしっぱなしにすると「ほら‼蔵が建つ!」というが、それだ。
年のせいか物忘れがひどく、人の名前もわすれ、絵画用語でさえも使わない・・・いや人としゃべらないからか忘れてしまうことは多大な量に及んでいるだろう。
でも、今やっていることも、ちょいと何かの用事が出来るともう忘れる。しかもその用事も二階に上がって・・・「ええっと・・・何だったか?」と思った瞬間には頭の中は真っ白で空っぽである。
もう一度最初からやり直しと・・・椅子に座って思い出すまで座っている。
ここで忘れてしまったことさえ思わなくなると「認知症」かも。
去年からこっち!!忘れて鍋を焦がしたのは
①いちごジャム
②ぜんざい
③肉じゃが
④レンコンのきんぴら
と思い出すのも大変だが、一番ショックだったのは4リットルのチキンと野菜のスープを炭のようにしたこと。
最近のガス台は火事にはならないように最終的に消えるようになっているのか?独り者の老人には有難いがそう言えば一人住まいの老人が火事で一人焼け焦げて死ぬ話しよく聞くねえ。
さて、またお昼が来た。何を焦がそうかな。
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