賢いオオウナギ

数日前にダムに行ったらポチャポチャ水の音がする。音の方を探してみるとそこにはオオウナギが一匹、ダムの壁面に向って何かしていた。遠くからなので解り辛かったが壁面をヨシノボリが昇っていた。ヨシノボリは腹鰭が吸盤状に発達していて、これを利用して滝をよじ登ったり、流れに身を流されないように固定できる。さて、ヨシノボリはコンクリの壁面を昇るのはよいが、その先は行き止まり。やむを得ずまた下に落ちるのである。それを狙ってオオウナギは食べている最中、まさに棚からボタモチのオオウナギでした。