朽ちた倒木の中や下に居る生き物、その1:シリケンイモリ
森の朽ちた倒木の下や中にはいろいろな生物が隠れているのでひっくり返して観察。
出てきたのは5cm程の小さなシリケンイモリ、シリケンイモリは水中で孵化し、鰓のある幼体になり成長、鰓が無くなると陸に上がり、以後、陸上生活し、性的に成熟すると水中に戻る。小さなシリケンイモリが池沼等の水中でみられないのはこのためだ。普段は石の下や倒木の下に隠れています。
小指ほどの大きさのシリケンイモリ
某案内人が雌雄の区別は総排出口でするとどこかで聞いたようなことを説明していたけど、それは性的に成熟している個体だ。
高校の時に麻布獣医学園(麻布大)の方が生物部に訪ねてきてシリケンイモリの居る場所を教えてくれと言うので案内したことがある、詳しく聞くと両生類の寄生虫を研究しているという。10年位前、麻布獣医学園出身の故・後藤先生にその事を話すと「それは多分xxxだろう」と具体的な人物の名を出したけどxxxは忘れた。
昔は奄美大島の動植物のことは大島高校生物部へ聞けというぐらい活発で、全国の自然研究者は来島するとまず、大島高校生物部へ訪れました。