フタオチョウの寄主植物は2種類
フタオチョウの寄主植物はヤエヤマネコノチチとクワノハエノキ(リュウキュウエノキ)の2種類。ヤエヤマネコノチチは小高木で林縁に点在する。クワノハエノキは高木で低地に多く、集落の周辺によく生えている。クワノハエノキでフタオチョウの幼虫を探すとなると高い位置の枝を探すことになるので敬遠していたけれど、ある集落の道端に2m程の低木があったので、じろじろ見ているといた。ヤエヤマネコノチチと同じように低い場所にもいたのだ。クワノハエノキは奄美大島では花餅(奄美大島方言:ナリムチ)を飾るときに利用する樹で集落周辺に多く生えています、よって、樹やチョウを探して集落周辺をうろうろすると注意されたり警察に通報されたりする。これで今までクワノハエノキでは探しませんでした。
クワノハエノキにいたフタオチョウ終齢幼虫 この後、すぐに蛹になりました。
寄主植物のクワノハエノキ(左)とヤエヤマネコノチチ(右)
奄美の鳥の専門家がどこかで仕入れた情報を元にアカボシゴマダラと寄主植物が同じとして危惧していたけれど、クワノハエノキはテングチョウが大発生して丸坊主にすることもあるので危惧するほどでも無いと思う。又、ヤエヤマネコノチチは少ないとか私見を述べているけど極端に少ない方でなく気を付けて探すとそれなりに発見できます、ヤヤ少ない。鳥は専門でも植物は不得意のようだ。これは私の私見、クワノハエノキはタマムシも利用しています。