宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

JA新みやぎあさひな地区のえだまめ出荷反省会が開催されました

2025年01月10日 10時00分46秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 あさひな地区のえだまめ生産は、大郷町内の6農業法人で行われており、栽培面積は前年より3ha増加し9.3haで作付けされ、総出荷量で36tでした。

平均単収は410kg/10aで前年よりも40kg減少しました。これは、播種の早い早生系品種で、播種後に高温が続いたことで花芽分化が早まり、茎葉が繁茂する前に開花・着莢が始まったため、単収が300kg/10a以下となったことが要因です。中生種以降の品種では、前年並みからやや多い単収となりました。

品質は、A品率が68%と前年の80%を下回ってしまいました。これは、カメムシ類等の虫害莢や収穫遅れによる莢の黄変が要因と考えられます。

これらを踏まえ、年明けの1月に令和7年産作付検討会を開催し、作型や品種、病害虫防除対策等を検討します。

参加した農業法人からは、次作に向けて栽培面積の拡大と高品質生産への取り組みを一層強化したいとの意見が出されました。

普及センターでは、水田を活用した露地野菜等の導入による経営の安定化に向けた取組を支援してまいります。


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南三陸大粒ぶどう協議会の反省会が開催されました

2024年12月23日 13時08分57秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 南三陸大粒ぶどう協議会の今年のぶどう栽培や販売についての振り返りを行う反省会が令和6年11月29日に開催され、協議会員10人が参加しました。最初に、協議会の阿部博之会長から、「昨年協議会を設立し、今年から「しおかぜ葡萄」として販売することができた。成果は大きいが課題も多い。今回は問題点の反省と対策をしっかりと検討したい。」との挨拶がありました。その後、普及センター職員から、栽培面、販売面等についての課題や来年に向けた改善点の提案等を説明した後、参加者で話し合いを行い、課題解決のための対策や来年行うべき取組などについて多くの意見が出されました。協議会では、今回出された意見をもとに来年の活動計画を定め、「しおかぜ葡萄」のさらなる生産・販売力の向上を目指していくこととしています。

 普及センターでは、今後も同協議会の活動を支援していきます。

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606


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「今作の収量は?」河北ミニトマト部会実績検討会

2024年12月23日 12時07分30秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和6年12月10日にJAいしのまきミニトマト部会河北北上支部出荷実績検討会が生産者と種苗会社、JAいしのまき、普及センター等出席のもと、開催されました。

 今作も花飛びや着果不良はあったものの、前作より収量が向上した生産者もおり、単価も高く推移したため、前年より良い実績となりました。

 今作の生育状況や他産地の状況を踏まえた次年度への改善点などについて種苗会社から情報提供がありました。

 今夏は、昨年に比べると気温は若干低く推移しましたが、例年よりは暑い年となり、今後も高い気温での推移が想定されることから、普及センターからは被覆資材の使用や潅水回数の調整などの高温対策について説明しました。さらに、管内で発生が確認されているトマトキバガ等の病害虫について情報提供をしました。

 普及センターでは、今後も河北地域のミニトマト生産を支援していきます。

<連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター TEL0225-95-1435 FAX0225-95-2999


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令和7年産に向けポットカーネーションの現地検討会が行われました

2024年12月23日 09時41分23秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 柴田鉢花研究会では、母の日に向けポットカーネーションの生産に取り組んでいます。

 12月10日にはポットカーネーション現地検討会が開催され、種苗メーカー、関係機関等13人が参加し、ほ場で生育状況を確認しながら今後の栽培管理について意見交換を行いました。

 販売の主力となる5号鉢は、9月下旬~10月中旬に苗が定植され、現在は植え替えやピンチ(摘心)など、品種に合わせた栽培管理を行っており、順調に生育しています。

 来年の4月上旬から県内外の消費地に出荷される予定です。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター

     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


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北浦梨のせん定講習会が開催されました

2024年12月20日 17時21分16秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 JA新みやぎ北浦梨部会(部会員35人)は、令和7年産の高品質な果実生産に向けて、12月6日にせん定講習会を開催しました。

 

 昨年に引き続き、利府町の日本なし生産者・引地龍夫氏を講師に招いて開催し、部会員18人が参加しました。

 始めに、昨年と同じ「幸水」及び「あきづき」の樹を引地氏がせん定するとともに、昨年からの変化や今回せん定を行うに当たってのポイントについて解説をいただきました。昨年のせん定で2~3年利用した「結果枝」を一気に更新するとともに、今年の新梢管理と着果量のバランスがとれたことで、来年から果実生産を行う結果枝に花芽がしっかりと着くとともに、来年1年かけて結果枝へと育てるための「予備枝・待ち枝」候補枝が適当な間隔で発生しており、参加者は一連の講習会の成果をしっかりと確認していました。

 また、普及センターからは果実肥大や病害虫発生の振り返り等、令和6年産の総括を行うとともに、プロジェクト課題で取り組む情報受発信ツールの概要説明と参加誘導を行いました。

 

 普及センターでは、今後も大正時代から続く特産品である「北浦梨」の安定生産に向けて部会活動を支援していきます。

 

<問合せ先>

  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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出荷開始!いちご目揃会開催!

2024年12月20日 08時45分26秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和6年12月10日に、令和7年産河南いちご部会出荷目揃会が、部会員と(株)石巻青果、JAいしのまき、普及センターの出席のもと行われました。本格的な出荷を前に、石巻青果からは本年産のいちごの市場情勢について情報提供があり、JAからは出荷規格やクリスマス業務対応、時期別のカラーチャートなど出荷時の留意点について説明がありました。普及センターからは、厳寒期のハウス管理や病害虫防除について情報提供を行い、適切な栽培管理が行われるよう指導しました。

 本年作は、8月の猛暑の影響で花芽分化の遅れやバラツキ及び一部では炭疽病の発生が見られましたが、定植後は日照不足の時期があったものの10月以降は気温が高めで推移したことから生育は順調に進み、収穫は例年並みの11月下旬から始まりました。今後も定期的な巡回指導を通じて安定生産を支援していきます。

 <連絡先>  宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第二班

          TEL0225-95-1435 FAX0225-95-2999


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来年産の高品質なぶどうづくりは剪定から!

2024年12月19日 11時11分37秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和6年12月17日、JAいしのまき主催で直売所等にぶどうを出荷している生産者

14人を対象に剪定栽培講習会が開催され、普及センター職員が講師として指導を行いま

した。

 初めに、芽の付き方や犠牲芽剪定の方法、短梢剪定における1芽剪定と2芽剪定のメ

リットやデメリット、結果母枝の配置の考え方など基本的なことを確認し、次に、実際

にシャインマスカットの樹を見ながら、結果部が空いているところがないかの確認とあ

った場合の対処法、新梢を20から30cm程度で切除する「あら剪定」、そして最後に本

剪定の実演を行いました。また、翌年の病害虫発生抑制のための落葉処理や巻き付いた

蔓の撤去についても指導しました。

 落葉も終わり、殆どの生産者がこれから本格的な剪定シーズンを迎えます。当講習会

で得た知識や技術を活かし、来年産の高品質なぶどうづくりに向けて的確に剪定が実施

されるよう期待しています。

 宮城県石巻農業改良普及センター TEL 0225-95-1435 FAX 0225-95-2999


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七ヶ宿町において、補助暗渠施工の実演会が開催されました。

2024年12月17日 16時59分40秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和6年11月26日(火)に、七ヶ宿町において「RTK活用による補助暗渠施工実演会」が開催されました。当管内では、園芸作物を栽培する上でほ場の排水対策が課題となっており、補助暗渠を導入することで今後栽培する作物のさらなる生育改善が見込まれます。

 

 実演会は農業者や関係機関など約60名が参加し、七ヶ宿町、ヤンマーアグリジャパン株式会社、宮城県農業・園芸総合研究所の協力のもと、カットドレーン(穿孔暗渠機)及びカットブレーカー(全層心土破砕機)による補助暗渠施工が実演されました。カットブレーカーは、RTK(衛星測位情報を利用して位置情報の精度を上げる技術)の自動操舵システムを用いたトラクターにより施工が行われました。出席者からは、けん引するトラクターの馬力や施工する方向等の具体的な質問が出され、個人農家でも取り組みやすい補助暗渠の施工に興味を示していました。

 

 普及センターでは、今後も管内におけるスマート農業の導入や排水対策等による作物の生育改善に向け支援してまいります。

 ↑ 実演会の説明の様子

 ↑ 機械の説明の様子

 ↑ カットブレーカーの走行の様子

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域農業第一班

     TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


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JAみやぎ登米花卉部会、ストック専門部で出荷査定会、現地検討会が開催!

2024年12月11日 08時47分53秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和6年12月5日に、年末の出荷に向けて、JAみやぎ登米花卉部会ストック専門部の出荷査定会、現地検討会が行われました。

 出荷査定会はJAみやぎ登米北方支店で行われ、生産者15人が参加しました。始めに、株式会社仙花の担当者から市場の動向や出荷時の注意点について説明があり、その後、参加者は当日出荷されたストックを実際に見ながら気を付けるべきポイントを確認していました。

 現地検討会では、栽培中のストックを前に、本年の生育の特徴や病害虫の発生状況について活発な情報交換が行われました。

 普及センターからは病害虫についての資料の提供及び説明、農薬の適正使用について情報提供を行いました。特に農薬の適正使用については、薬剤耐性及び抵抗性の発達を防ぐためのローテーション散布を呼びかけました。

 普及センターでは引き続き産地発展に向けた支援を行ってまいります。

 

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522 


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第2回シャインマスカット栽培技術研修会を開催しました

2024年12月10日 15時55分25秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和6年12月6日(金)に栗原市金成で「第2回シャインマスカット栽培技術研修会」を開催し、シャインマスカットの生産者や今後導入予定の方々、合わせて60人の参加がありました。

 当日は、現地ほ場の園主である田中学さんを講師に、田中さんが作成した資料に基づき、今年の生育概況とせん定に当たってのポイントについて説明を行い、その後に実際のせん定について実技を行いました。出席者からは、「どのようにせん定を進めれば良いか理解でき、大変参考になった。」との感想が聞かれました。

 なお、生産資材のうち実際に使用している栽培管理用の果実袋や出荷袋の紹介や電動のせん定鋏などの情報提供もありました。

 普及センターでは、今後もシャインマスカット等のぶどう栽培技術の向上に取り組んでまいります。

  <連絡先>
 宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0228-22-9437   FAX:0228-22-6144


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