宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

南三陸町で県育成スプレーぎくを出荷中

2010年10月25日 18時21分06秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 宮城県農業・園芸総合研究所で育成されたスプレーぎく「オータムプリンセス」と「ロゼページェント」は,平成22年3月より苗が配布され,県内で栽培が始まりました。大河原や仙台ではすでに出荷が始まり,現在,南三陸町で市場への出荷が最盛期を迎えています。待望の県オリジナル品種である2品種は,新たな宮城県の農産物ブランドとして期待されています。
 南三陸町内の生産者は苗の販売も行う予定で,平成23年の春から本格的に販売し,管内はもとより県内全域での作付が見込まれます。今後も普及センターでは,県育成スプレーぎくの生産拡大に向けて支援します。


                     
本吉農業改良普及センター
     先進技術班
TEL 0226-46-6902
FAX  0226-46-5140


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「早め早めの作業を!」第3回小ぎく現地巡回を開催

2010年10月25日 18時18分38秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 JA南三陸リアス小菊栽培研究会では10月18日,南三陸町において,第3回小ぎく現地巡回を開催しました。今回は,来年度の作付に向けた親株栽培管理について現在の生育状況と,今後の作業について確認しました。
 元親株のほ場では,9月に土寄せをし,根が十分張っており,この株からかき芽の取り方や伏せ込み方を,実際株を抜き取って実演しながら確認しました。また,既に伏せ込んだほ場では,伏せ込む時のかん水方法やその後の水管理について話がありました。会員からは「自分のほ場の土壌条件にあったかん水方法があるので,それを見極めたい」「かき芽の伏せ込む深さはどれくらいか」等の意見や質問がありました。また,普及センターからは,早めに作業を進め,年内中にしっかりと親株を作るよう指導しました。
 普及センターでは今後も現地巡回を通じて,親株の生育状況を確認しながら,良質の小ぎく苗生産を支援します。

本吉農業改良普及センター
先進技術班
TEL 0226-46-6902
FAX  0226-46-5140

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

わたり花講座 キンギョソウ編開催

2010年10月25日 15時37分45秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 
 亘理地域では,キンギョソウを亘理町,山元町で栽培しており,輪作体系主要な品目として定着しています。 家族労力の高齢化や原油高騰等によるコスト高を背景に,所得向上のために需要期出荷を目指した施設の効率的利用や出荷率の向上が課題になっており,作型を早めたり,摘心方法を改善するなどの試みが行われています。
 10月15日にキンギョソウの栽培技術を高める目的で静岡県農林技術研究所稲葉善太郎氏を講師に現地検討・講習会を行いました。 
 現地検討では栽培ほ場2カ所で,生育状況を確認しながら稲葉氏から今後の管理についてアドバイスを頂きました。
 講習会では,品種の特性,大田市場での販売状況,各産地の栽培事例等について詳しくお話をいただきました。埼玉県,千葉県,静岡県が主産地であるキンギョソウは栽培技術を工夫しやすく各産地ごとの技術を持っていることがわかりました。 
 当地域では,仙台市中央卸売市場で需要が多い3月に出荷量を増やす取り組みを行っていますが,加温をしないのであれば省エネをしながら保温+変温管理により2月~4月に出荷が可能と助言をいただきました。  
 参加者から病害虫や品質の面での質問が多くでましたが,ほとんどが低温が原因で起こっていることがわかりました。 
 当地域のキンギョソウ栽培は,これまで他産地の生産者の指導を受けてきましたが,生理,生態や各産地の技術の違いを詳しく勉強する機会はありませんでした。
 今回の講座を受講して,亘理の労力と栽培条件に合った適切な技術を確立することが大切であるということが再確認できたと思います。
 当普及センターでは,今後もキンギョソウの安定生産へ向け支援を行っていきたいと考えています。
連絡先:亘理農業改良普及センター先進技術班 電話0223-34-1141

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする