平成22年9月29日(水)に山下園芸振興会後継者研修会が開催されました。山下園芸振興会は,山元町山下地区のいちご生産者が栽培技術の向上等を目的に活動している組織で,今回の研修会には20~30歳代の後継者15名が参加しました。
研修会では,宮城県農業・園芸総合研究所の職員を講師に,近年,九州沖縄農業研究センターで開発された「クラウン温度制御技術」について研修しました。当技術は,いちごのクラウン部を20℃前後で管理することにより,腋花房を早進化させ早期収量の増加を図るというもので,本県では夏秋いちごにおいて試験的に導入されています。
JAみやぎ亘理管内のいちごでも,第1次腋花房の遅れが産地としての大きな課題となっており,この技術を活用して腋花房の遅れを解消しようと,今年から2戸の生産者が地下水とかん水チューブ(無穴)を利用した簡易な装置によるクラウン冷却に試験的に取り組み始めました。
当日は,技術の概要について学んだ後,地元で取り組まれている様子を実際に確認しながら技術に対する理解を深めました。
参加者した多くの後継者は,自らの経営においても腋花房の遅れが問題と考えており,今年の試験栽培の結果を見ながら,来年以降,自らも取り組んでみたいとの感想が多く聞かれました。
普及センターでは,いちご産地のさらなる発展に向け,今後とも積極的に支援して行きます。
<連絡先>亘理農業改良普及センター 0223-34-1141
研修会では,宮城県農業・園芸総合研究所の職員を講師に,近年,九州沖縄農業研究センターで開発された「クラウン温度制御技術」について研修しました。当技術は,いちごのクラウン部を20℃前後で管理することにより,腋花房を早進化させ早期収量の増加を図るというもので,本県では夏秋いちごにおいて試験的に導入されています。
JAみやぎ亘理管内のいちごでも,第1次腋花房の遅れが産地としての大きな課題となっており,この技術を活用して腋花房の遅れを解消しようと,今年から2戸の生産者が地下水とかん水チューブ(無穴)を利用した簡易な装置によるクラウン冷却に試験的に取り組み始めました。
当日は,技術の概要について学んだ後,地元で取り組まれている様子を実際に確認しながら技術に対する理解を深めました。
参加者した多くの後継者は,自らの経営においても腋花房の遅れが問題と考えており,今年の試験栽培の結果を見ながら,来年以降,自らも取り組んでみたいとの感想が多く聞かれました。
普及センターでは,いちご産地のさらなる発展に向け,今後とも積極的に支援して行きます。
<連絡先>亘理農業改良普及センター 0223-34-1141