宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

期待のWCS新品種「リーフスター」を新型収穫機で収穫しました!

2011年12月01日 11時50分26秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 管内では,今年度新たに県奨励品種となったWCS専用品種「リーフスター」の作付けが伸びています。今年は天候に恵まれて平均で140cm以上の草丈に達し,高収量の品種特性を発揮しています。▼

  反面,収穫作業においては,リーフスターの高い草丈や太くて固い茎は,本県の主流となっているコンバイン型のホールクロップ収穫機には負荷が大きく,詰まって作業が度々止まったり,刃の摩耗が激しいことなどが課題となっています。また,固い部分を避けるために高刈りせざるを得ず,収量の低下にもつながっています。

 今回,リーフスターのような大型の草種にも適するフレール型のホールクロップ収穫機「YWH1500」がヤンマーから販売されました。そこで,9月下旬に角田市内のほ場で三日間に渡り収穫実演会を行いました。

 作業は非常にスムーズに進みました。嗜好性が悪い茎の太い部分も,フレール式刈り取り部で細かく砕かれ,発酵が進むことが期待されます。また低刈りが可能でコンバイン型に比べると収量のアップも実現しました。管内の農業者も多数ほ場に訪れ,機械の性能を目の当たりにして評判は上々でした。

 今後は発酵品質や嗜好性を確認し,生産者とともにリーフスターと収穫機の評価をしていく予定です。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第一班

       TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138


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