宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

商品の良さを伝える楽しいPOPを作りましょう

2011年12月19日 17時21分12秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 農産物直売所に野菜等を出荷している人を対象に,消費者へ生産者の思いを積極的にPRする手段として,POPの作成と活用について研修会を開催しました。若柳農産物直売所くりでんの出荷者を中心に,約30名が参加しました。

 研修会では,経営コンサルティング 波多野事務所の波多野ゆか氏を講師に,「消費者の購買意欲を高める商品PRについて」と題し,講演と実習をしていただきました。
 「POPとは,お客様への情報提供ツールで,売り場活性化の役割もある。若柳農産物直売所くりでん近くのスーパーでは,手書きのPOPが2枚あった。他はすべてパソコン作成物。手書きの良さを皆さんから発信しましょう」と説明を受け,さっそく実習開始。
 実習の最後には,自分が現在販売しているものについて,一人1枚以上POPを完成させることが課題とされ,参加者はペンや筆を手に,悩みながらも楽しく作業を行いました。「正しい情報を提供する」「販売員に代わって,商品を説明するもの」を念頭に,誰に伝えるか・特徴(機能)・メリットを盛り込むことが難しくもありましたが,各自個性豊かな作品を仕上げることができました。
 最後に,参加者の作品をボードに掲示し,一つ一つについて先生からアドバイスをいただきながら,出来栄えを確認しました。
 実習に取りかかる前は書くことに抵抗のあった参加者も,手を動かし始めると次第に作品作りに没頭していく様子が印象的でした。普及センターでは,今後もこうした研修会を通して,地域に愛され,お客様に信頼される直売所運営を支援していきます。

 

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業斑・技術主査・小松 知子    
TEL:0228-22-9404   FAX:0228-22-5795・6144


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精進料理の奥深さを再確認

2011年12月19日 17時11分54秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 栗原市生活研究グループ連絡協議会(会員数:210人,会長:菅原さだ子)では,ルーラルガイド(田舎暮らしの案内人)講習会として,田舎暮らしを実践している方から技や農山村の文化,豊かさを教えていただき,技の習得・伝承を行っております。今年は,精進料理の基本とそのアレンジについて勉強することとなりました。
 今回の講習会では,「小牛田地域精進料理の会」会長 伊藤智重子氏,笹舘多美子氏に講師をお願いしました。メニューは,①豆乳入りごま豆腐(こくしょう),②きくらげのくるみ和え,③うなぎもどき,④かぼちゃの白玉茶巾,⑤春雨としいたけの汁物,⑥白飯。
 始めに各料理のポイントについて説明を聞いてから,調理開始。ごま豆腐は,固まり始めてからの練りが肝心とのことで,説明どおりにねっとりしてから約15分間練り続けるのは結構長かった様子でした。
 料理の品目は多かったのですが,生活研究グループ員だけに,さすがに手際よく作業がはかどり,予定していた時間よりも早めに完成しました。
  試食後の質疑応答では,「ごま豆腐は,練り方ひとつでこんなにも出来が違うのにびっくりした。」「豆乳を入れたごま豆腐は初めて食べた。新食感だ。」「うなぎもどきは,さつまいもの甘みが出た。」「のりの磯の香りが本当にうなぎのよう。」等の感想のほか,「きな粉入りらくがんの作り方を教えて欲しい。」「巨峰のおすましとはどんなものか?」等,興味津々に質問する様子が伺えました。普及センターでは,今後も生活研究グループの活動を支援していきます。

 

宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業斑 技術主査 小松知子    
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-6144

 


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