11月5日に大崎市農業委員会農政部会研修会が開催されました。普及センターから,本年度の水稲作柄状況と次年度の稲作に向けて技術指導をしました。
本年度は,7月の低温と長雨により,障害型冷害やいもち病の多発が懸念されましたが,天候の回復と追加防除など生産者の努力により,危機的状況を回避することができ,「平年並み」から「やや良」の収量となりました。
また,年々,水田雑草の残草が目立つようになってきているため,除草剤を使う場合は適切な水深を保つことによる農薬効果の維持や秋季の畦畔除草剤散布による春から初夏の畦畔草刈りの労力削減など,上手な除草剤の使い方について説明しました。地域によっては,特異的な雑草が残ることもあり,ほ場の状況を確認しながら,農薬の特徴を理解し適切に薬剤を選定することが求められます。
当普及センターでは,今後も関係機関と協力しながら水稲の栽培技術向上を支援していきます。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910