宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

加工・業務用キャベツ収穫機実演会を開催

2013年11月19日 14時55分01秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

10月25日(金)JA加美よつばとの共催により加工・業務用キャベツ収穫機実演会を色麻町で実施しました。管内及び県内の生産者,実需業者,関係機関含めて65名の方々が参加しました。普及センターから,キャベツの機械化一貫体系の実証経過を,収穫機の開発メーカーから収穫機の概要を説明しました。
 加工・業務用キャベツは産地間競争が激しいため,当普及センターでは他県の産地より,早くキャベツの機械化一貫体系を検証し,地域にあった省力化技術の確立と産地拡大を目標にプロジェクト課題で取り組んでいます。
  キャベツ収穫機の実演を見て,生産者からは「収穫が早くて体が楽だ」という意見をいただいた一方,「キャベツを斜めに収穫したり,地際部を浅く設定するとキャベツの下部を切りすぎるため規格外のキャベツになってしまうことから,歩留まりが心配だ。」といった課題も指摘いただきました。
  今後,普及センターでは収穫機について,地域実情に適合した使用方法を検証することとしています。また,加工・業務用キャベツ収穫機を使用する際に利用できる鉄コンテナの流通は非常に便利であることから,取引できる実需業者の掘り起こしを行っていきたいと考えています。実証ほに協力していただいた生産者からは,「12月に収穫するキャベツは冷蔵庫に一時保管するので,鉄コンテナに収穫することで効率があがるのでは」といった感想もいただきました。
 今回の収穫機の実演会を通じて,管内の生産者だけでなく沿岸部の農地復興(ほ場整備と営農計画)に取組んでいる関係機関にも,キャベツの機械化一貫体系のイメージを伝えることができました。なお,キャベツの機械化一貫体系の生産方法が県内沿岸部の復興農地の参考になれば幸いと考えております。普及センターでは,引き続き生産者の技術向上・省力化技術・機械化体系の導入を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班 
 TEL:0229-91-0726    FAX:0229-23-0910


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土地利用型農業経営を発展するために!

2013年11月19日 10時55分56秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 平成25年11月13日,岩沼市内のハナトピア岩沼において,管内で土地利用型農業経営に取り組む法人や農業者等を対象に,当所主催で「亘理地域農業復興セミナー」を開催しました。
 震災後,地域農業を再興するため,被災地域に新たな農業生産法人や大規模な個別経営体が育成されていますが,ほ場整備事業の導入により当面は経営規模が安定しないこと,共同で大規模な農業経営の経験がないなど,様々な課題を抱えながらも前を向いて取り組みを進めています。
 本セミナーでは講師として,先進的な農業経営を実践している(有)アグリードなるせの安部俊郎氏を招聘し,自身の経験を基にした農業経営発展のためのポイントについて,丁寧な説明をいただきました。
 設立して間もない法人からは,園芸を加えた組織運営の手法や6次産業化に取り組む視点,地域との連携の取り方などの質問が相次ぐなど,農業者にとって関心の高い講演内容であり,有意義なセミナーとなりました。
 その中で,出席者からは,財務管理や従業員の労務,人材育成等の支援や情報提供を求める声があり,当所としては,今後専門家を活用して個別相談会を開催するなど,きめ細やかな対応を行う予定としております。

〈連絡先〉 亘理農業改良普及センター 地域農業班 

TEL 0223-34-1141  FAX 0223-34-1143


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乳製品料理講習会を開催

2013年11月19日 09時45分22秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  平成251112日に本吉地区生活研究グループの乳製品料理講習会を開催しました。参加者は23名と会員の7割が集まり盛況でした。
  今回の講習会は,講師を頼まず,レシピを見ながら各自が調理するというチャレンジ企画となりました。
  メニューは,()日本酪農乳業協会の牛乳・乳製品利用料理コンクール全国大会入選作品等から,「牛乳たっぷり(手抜き)ホワイトカレー」,「もっちりミルク巻き巻き煮」,「キャベツのかき揚げ・ミルク天つゆ」,「ジンジャーミルクティー」の4品を選びました。
  調理は,4班に分かれて行いましたが,各班で出来上がりに差があったものの,参加者同士和気あいあいと楽しく調理に取り組めました。
  唯一,もっちりミルク巻き巻き煮は,材料の配分が悪かったらしく,見本写真のようにはいきませんでした。
  次年度の料理講習会で,今回うまく出来なかったもっちりミルク巻き巻き煮にリベンジしたいと思います。
  普及センターは,今後も乳製品利用などの女性活動に支援していきます。
<連絡先>宮城県本吉農業改良普及センター地域農業班
 〒988-0341 宮城県気仙沼市本吉町津谷桜子202
  
       電話 0226-29-6044


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 西洋野菜「プンタレッラ」の栽培現場を視察

2013年11月19日 09時32分54秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  平成251030日,本吉地区生活研究グループの移動研修会を開催しました。
  研修先は,県内では珍しいイタリア野菜「プンタレッラ」を栽培している丸森町西洋野菜研究会の栽培ほ場です。
  気仙沼地域にはない,特色のある農産物を地域で取り組んでいる事例を視察先として選びました。
  気仙沼から片道約4時間かかるので視察は1カ所でしたが,そのほか,昼食会場のいきいき交流センター大内の農村レストラン「味の里」に併設されている直売所で丸森町の特産品を見学しました。
  プンタレッラの視察では、大河原農業改良普及センターからこれまでの取組経過や研究会の活動内容,販売形態などを,また,研究会菅野会長からは栽培するうえで苦労する点や,食べ方などを説明してもらいました。
  参加者一同,初めて見るプンタレッラに興味津々で,説明を聞きながらも葉っぱを試食して,ほどよい苦みを体験していました。
  菅原会長から,「南から北に行く人は多いけど,北から南に来てくれる人は久しぶりだ」と一人一株プンタレッラをお土産にいただき,参加者一同大喜びして,帰路につきました。
  普及センターでは,生活研究グループの活動活性化のために,今後も特色ある産地の視察研修などを企画していきます。
<連絡先>宮城県本吉農業改良普及センター地域農業班          
 〒988-0341 宮城県気仙沼市本吉町津谷桜子202 電話 0226-29-6044

 


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酪農ガールズメンバーのET和牛子牛が出荷されました

2013年11月19日 09時08分14秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

近年,酪農家では受精卵(ET)和牛子牛によって副収入源を確保する経営方法が広まりつつあります。このET和牛子牛生産を取組み始めたメンバーが仙南地域では酪農ガールズに多いため,普及センターでは肥育農家である伊東牧場へ視察研修会,京都微生物研究所によるワクチン講習会の開催,体重測定及び飼養状況の巡回指導等により,酪農家のET和牛子牛生産の支援をしてきました。

 毎月上旬に美里町の宮城県総合家畜市場で行われている受精卵市場では,出荷する酪農ガールズメンバーと普及センターで県内各地のET和牛子牛を見ながら,どのような子牛が高く購買されているのか勉強しています。酪農ガールズメンバーが愛情込めて育てたET和牛子牛も高値で販売されることが多くなり,さらに営農意欲を増しているようです。

 今後も普及センターでは酪農家の経営力向上のため支援してまいります。

 

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第二班 

       TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


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