管内では,農業従事者の高齢化や担い手不足などにより耕作放棄地の発生が問題になっていました。震災後は,農業機械の流失といった別の要因も加わり,更に深刻な状況になっています。
そこで,中山間地向きで省力化が図れる干し柿の生産振興をとおして,遊休農地の発生防止と地域農業の活性化に向けた「売れる干し柿づくりに挑戦!」と題した研修会を開催しました。
講師には,丸森町の八島哲郎氏を迎え,良い干し柿を作るためのコツについて硫黄くん蒸の実演も交えて教えていただきました。参加者からは,パイプハウスで乾燥させる場合の注意点や過去の失敗原因などに関する質問が相次ぎ,関心の高さがうかがえました。
普及センターでは引き続き,干し柿の生産振興と遊休農地の発生防止に取り組んでいきたいと考えています。
<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター 地域農業班
〒988-0341 宮城県気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
電話 0226-29-6044