宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

耕作放棄地発生防止研修会を開催

2013年11月27日 15時15分27秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 

 管内では,農業従事者の高齢化や担い手不足などにより耕作放棄地の発生が問題になっていました。震災後は,農業機械の流失といった別の要因も加わり,更に深刻な状況になっています。

そこで,中山間地向きで省力化が図れる干し柿の生産振興をとおして,遊休農地の発生防止と地域農業の活性化に向けた「売れる干し柿づくりに挑戦!」と題した研修会を開催しました。

 講師には,丸森町の八島哲郎氏を迎え,良い干し柿を作るためのコツについて硫黄くん蒸の実演も交えて教えていただきました。参加者からは,パイプハウスで乾燥させる場合の注意点や過去の失敗原因などに関する質問が相次ぎ,関心の高さがうかがえました。

 普及センターでは引き続き,干し柿の生産振興と遊休農地の発生防止に取り組んでいきたいと考えています。

 

<連絡先>

宮城県本吉農業改良普及センター 地域農業班

 〒988-0341 宮城県気仙沼市本吉町津谷桜子202

       電話 0226-29-6044


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平成25年度石巻地域農業法人フォーラムが開催されました

2013年11月27日 14時58分53秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

平成25年11月8日,平成25年度石巻地域農業法人フォーラムを開催しました。法人フォーラム開催は昨年に引き続き2回目の開催になります。
 始めに,東北農政局から「攻めの農業と26年度予算について」と普及センターから「管内農業法人の現況と今後の方向性」と題して情報提供を行いました。
パネルディスカッションでは「農業法人の今・そして未来」と題し,(有)アグリードなるせ・(有)高須賀農産・(株)イグナルファームの各代表から現在の取組とこれからの夢について語ってもらい,その他参加法人との意見交換を行いました。
各法人とも,米・大豆等の他に露地野菜の面積拡大を計画したり,JGAPに取得準備をしている等未来に向けて新たな取組を行っており,参加法人は大変刺激を受けていました。
 震災後,新たに設立されたり,新たな作目に取り組む農業法人もあるので普及センターでは今後とも各方面からの指導を継続していきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター      先進技術一班
 TEL:0225-95-7612 ,   FAX:0225-95-2999


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

階上地区でいちごのクラウン局所加温技術検討会を開催しました!

2013年11月27日 13時06分47秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 

 平成251119日,気仙沼市のJA階上いちご部会のほ場でクラウン局所加温技術現地検討会を開催しました。

 クラウン局所加温技術は,電熱線を用いていちごのクラウン(生長点)を直接加温する技術です。従来の暖房がハウス全体を暖めるのに対し,いちごの株を直接暖めるため,暖房費節約や冬季の草勢維持を図ることができます。

 現在,栽培管理や収穫作業の軽労化を図るため,いちごの高設栽培の導入が進んでいます。津波による塩害を回避する目的もあり,気仙沼市の階上地区でも新たに高設栽培に取り組む生産者が増えましたが,高設栽培は栽培槽が空中にあるため,冬季に培地の温度が下がりやすく,生育遅延や収量低下を招きやすい欠点があります。そのため現在,高設栽培でクラウン局所加温技術の普及が図られています。

 今回の現地検討会では,JA階上いちご部会の部会員の方や南三陸町の生産者が参加し,クラウン局所加温技術の概要や導入費用などについて熱心に聞いていました。また,導入に当たっての契約電力や設置のポイントについて参加者間で活発に意見交換が行われ,非常に有意義な検討会となりました。今後も現地検討会を開催し,実証ほでの加温による増収効果や燃料費削減効果について調査結果をまとめ報告していきます。

普及センターでは,いちご産地復興に向け,クラウン局所加温技術の早期普及・定着を支援していきます。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

味噌の香りに包まれて・・・亘理地区農村生活研究グループ連絡協議会第2回移動研修会

2013年11月27日 11時49分06秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 気持ちのよい秋晴れの11月19日,亘理地区農村生活研究グループ連絡協議会の第2回移動研修会を行いました。行き先は,味噌造り体験もできるという多賀城みそ醸造所「みそらの郷」です。経営者の加藤さんはもともと農家で,冬の仕事として味噌を仕込み,販売するようになった先駆けです。

 「みそらの郷」に入ったとたん,味噌のいい匂いが迎えてくれました。参加した22名が入れる広さの加工場で施設の説明を受けた後,二階にある研修室で「地元産の大豆で造る自慢の味噌」と題して講演をいただきました。質疑応答では,味噌造りの材料や温度管理についての質問が相次ぎました。参加した会員は全員味噌造りをしているとのこと。来年は,よりおいしい味噌が食べられることと思います。

 その後,歴史博物館に到着,健康に配慮した食事を提供するレストラン「グリーンゲイブル」で昼食をとり,消費者が求める質の良い食生活について理解を深めました。

 農村に暮らす女性が自分達の持っている宝物~良質な農産物と加工品,健康的な食事!~に気づき,今後の活躍に生かせるように,これからも普及センターは支援します。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする