宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

会社経営の疑似体験を通して,経営・コスト感覚をリアルに学ぶ

2013年11月28日 17時50分39秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成25年11月20日(水)~21日(木)に,栗原市花山温泉「温湯山荘」を会場に「くりはら農業MMN塾農業経営コース・マネジメントゲーム」を開催し,管内農業法人の社員や栗原4Hクラブ員など20~30歳代の若手農業者15名の参加がありました。
 マネジメントゲームとは,昭和51年に西順一郎氏がソニーCDIで開発した経営教育ツールで,企業経営の疑似体験を通してマネジメント能力を身に付けようとするものです。
 ゲームの大まかな流れは,参加者一人一人が経営者となって,①引いたカードの指示に従って従業員の採用・設備投資・材料仕入・生産等の意思決定を行う。②市場動向やほかの経営者の動きを見ながら製品の販売競争を行いながら経営展開する。③原価計算・損益計算・納税計算・貸借対照表を独自のシートに作成する。④戦略会計システム(STRAC)で経営評価する。この作業を限られた時間内に5期繰り返し,参加者自らが決算書を作成するという充実した内容の研修でした。
 参加した農業者からは,「とにかく,大変でした。」,「迅速かつタイムリーな意思決定が求められ,農業経営を行っていく場合にも重要であることを認識した。」,「ゲームを通して損益分岐点の理解度が高まった。」等の感想がありました。また,2日間昼夜を通した研修を通じて参加者間の情報交流も活発に行われ,充実した研修となったようでした。 普及センターでは,今月以降も「くりはら農業MMN塾」の各種コースの開催を予定しており,もっと(M)・もうかる(M)・のうぎょう(N)をテーマに農業者の経営に役立つ支援活動を展開していきます。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班    
TEL:0228-22-9473       
FAX:0228-22-6144


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