宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

ニンジン栽培先進地視察研修会

2013年11月14日 16時42分35秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 当管内では現在,美里町を中心に加工業務用を主としたニンジン栽培に取り組み始めています。
 去る11月8日に管内のニンジン生産者,JA職員,美里町職員,普及センター職員が参加し,登米市の(有)おっとちグリーンステーションが運営する,大崎市鳴子地区の約2haのニンジン圃場を視察しました。
 全体で5haの圃場は作業性及び水はけが良い黒ボク土壌であり,収穫直前のニンジンが順調に生育していました。播種や収穫等の作業は機械導入により省力化されており,視察当日は,前日の降雨にも係わらず,ニンジン専用収穫機が実際に稼働する様子を見学することが出来ました。
 社員の方々には多忙にも関わらず,様々な質問に丁寧に答えて頂き,生産現場の貴重な情報が得られ,参加者には大変参考になったことと思われます。
 普及センターでは,今後も関係機関と連携しニンジン栽培を支援していきます。


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アグリードなるせ「福幸祭」を開催

2013年11月14日 10時15分31秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

  平成25年11月10日(日)に(有)アグリードなるせ(代表取締役社長:安部俊郎)は東松島市野蒜の同社敷地において福幸祭を開催しました。

 野蒜小学校の太鼓の演奏をスタートに開会し,(有)アグリードなるせ安部代表より,「昨年に引き続き,第2回目の福幸祭,鳴瀬の新町・中下地区の田や畑を見に来てけさいん。と題して開催しました。地域とともに震災からの復興を目指してともにがんばりましょう。」と挨拶がありました。

  イベントは,餅つき,焼き牡蛎,豚汁+おにぎり,焼きそば・焼き芋,農産物販売,農業機械の展示,馬とのふれあいコーナー等,多彩なコーナーを企画し子供から老人まで楽しめる福幸祭となりました。

 普及センターでは(有)アグリードなるせを重要な担い手組織として位置づけ,経営の安定化支援と6次化に向けた取組みの支援を行っています。


安部代表あいさつ


賑わいを見せた餅つき

<連絡先>
   宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班
  TEL:0225-95-1435 FAX:0225-95-2999


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「東松島市大曲復興祭の開催(㈱ぱるファーム大曲と石巻4Hクラブの取組)」

2013年11月14日 10時08分05秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

  平成25年11月9日(土)東松島市大曲コミニティセンター(大曲区民センター)において復興祭が初めて開催されました。

 復興祭は大曲小学校鼓笛隊の演奏から始まり,東松島市阿部市長から「震災により甚大な被害を受けた大曲地区,まだまだ復興半ばであるが区民センターを核とした地域のつながりを再開することができるまでになった。地域の復活に向けともにがんばりましょう。」と開会の挨拶がありました。さらに,阿部市長から「農業の再開は(株)ぱるファーム大曲を核として地域農業を盛り上げていただきたい。」と激励の言葉が述べられ,ぱるファーム大曲の三浦吉郎代表はじめ役員は新たな気持ちで復興祭に参加していました。

  ㈱ぱるファーム大曲は大根,ハクサイ,里いも,春まきタマネギを販売しました。大根,ハクサイは軽トラックに満載し,格安で販売したこともあり,すべて売り切れました。

 また,その隣では石巻地区4Hクラブがきゅうり,シクラメン,ハボタンなどを販売しました。4Hクラブは今年度「交流」をテーマとしており,普及センターでは㈱ぱるファーム大曲とのコラボを図りました。昼前には出品物がすべて売り切れてしまい,㈱ぱるファーム大曲と同様に大盛況な農産物直売会となりました。

 普及センターでは㈱ぱるファーム大曲に対し,平成26年度の事業計画の策定や露地野菜の品目選定,ネギの作付け拡大の支援に取り組んでおり,継続して法人組織の育成を図っていきます。


(株)ぱるファーム大曲では軽トラックで大根とハクサイを販売


石巻4Hクラブの活動も復興を後押し

<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0225-95-1435 FAX:0225-95-2999


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震災後、再開した公共牧場が閉牧しました

2013年11月14日 09時15分02秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 石巻市河北上品山牧場は東日本大震災後としては県内の公共牧場で最初に放牧を再開しましたが,11月5日,今年度の放牧期間が終了し,49頭の黒毛和種繁殖雌牛が大きな事故もなく,無事に畜主の元へ帰りました。(最大で54頭入牧していましたが,分娩のため,5頭が既に退牧)
 入牧前,福島第1原発事故により牧草の放射性物質が国の基準値を超えたため,平成24年度に除染作業を実施し,今年5月には牧草の放射能物質検査などにより,通常より1か月程度遅い入牧となりました。放牧期間中も牧草と牛体の放射能物質濃度を定期的に検査すると共に,健康状態の把握に努めてきました。
 牛たちは牧場で元気に4か月余りを過ごしました。ほとんどの牛が受胎しており,畜主の元で分娩を迎えます。また,退牧の際には,牧場の居心地が良かったのか,トラックに乗るのを嫌がる牛が多く見受けられました。
 普及センターでは,今後も土壌診断や牧草の放射性物質の検査等を行い,牧場の安全性を高めていきたいと考えています。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第一班
 TEL:0225-95-7612  FAX:0225-95-2999


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