平成25年11月23,24日(土,日)に七ヶ宿町活性化センターを会場に「第15回米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」が開催され,最終審査ノミネート者や関係機関をはじめ多くの方々が全国から参集し会場は熱気に包まれました。
本大会では全国から3,954点もの応募の中,食味分析機による1,2次予選を通過した135点について,会場において審査員30名により2日間をかけて官能食味検査による最終選考が行われました。
開会に当たり若生副知事より,これまでの震災復興への全国からの温かい援助に対する感謝と遠路来県いただいたことへの謝意が伝えられました。
選考の結果,管内からは「国際総合部門(出品物全体が対象の部門)」において,七ヶ宿源流米ネットワークの三森敏文氏が見事金賞を受賞しました。これは平成19年に気仙沼の小野寺氏が本部門において金賞を受賞して以来の快挙となりました。
また,「都道府県代表-お米選手権部門」では同じく源流米ネットワーク代表の梅津賢一氏が金賞を受賞しました。源流米ネットワークとしては6年連続の入賞となり,梅津氏は個人としても4年連続の金賞受賞となりました。
お二方以外にも,「栽培別部門-環境王国部門」で七ヶ宿町の佐藤信雄氏が金賞を受賞した他,同じく「栽培別部門-若手農業経営者女性部門」で仙台市の泉ヶ岳ふもとすずめ農園の鴇田美穂氏と「全国農業高校お米甲子園」で亘理高等学校が特別優秀賞を受賞するなど,県内出品者が好成績を収めました。
講演では,名稲会石井稔氏により「私の米づくり 目指すところ」と題して,おいしい米であることとともに安全な米づくりにも取り組みPRしていくことが重要であるとのお話しをいただきました。また,2日目に宮城大学宮原教授より「宮城米の地域ブランド化への挑戦」と題して講演いただいた後,「七ヶ宿 山の米作りを語る」と題して海山の生産者と協力企業によるパネルディスカッションが行われました。
七ヶ宿町では山間高冷地に適した「やまのしずく」を中心としながら環境保全にも配慮したおいしい米づくりにも取り組んでいます。普及センターでは本大会を通じて盛り上がった活動が継続するようにこれからも支援していきます。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域農業第二班
TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138
(写真・左から)①若生副知事の来賓挨拶 ②食味審査の様子 ③総合部門金賞受賞者