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宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

JA南三陸階上いちご部会出荷目揃会が開催されました。

2013年12月27日 16時24分23秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

  

 1213日気仙沼青果物流通市場で,JA南三陸階上いちご部会出荷目揃会が開催されました。全農みやぎ園芸部担当者から,県内の出荷状況について説明を受けた後,階上いちご部会の方と出荷規格についての確認作業を行いました。

 普及センターでは,10月上旬から行っている生育調査結果と今後の管理についての報告を行いました。昨年は厳しい残暑の影響で,出荷開始が大幅に遅れてしまいましたが,今年度は花芽検鏡による適期定植が徹底され,昨年よりも2~3週間早い12月上旬の出荷出揃いとなりました。しかし,気仙沼市では,10月が寡照だったこともあり,草高は前年比1.1cmマイナスとやや低い草姿となっています(123日調査)。調査結果の報告後,今後の出荷規格の変更や草勢が落ちる厳冬期の管理方法も含め,部会員の方と関係機関で活発な意見交換が行われ,内容の充実した目揃会となりました。

 今後も普及センターでは,「気仙沼いちご」の産地復興を目指し,被災農家の営農状況の改善を支援するとともに,栽培技術の高位平準化に向け活動していきます。


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登米地域園芸特産振興研修会「きゅうりの萎れ対策~なぜ萎れ,どう克服するか~」を開催しました

2013年12月27日 16時21分25秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 次年度から米政策や経営所得安定対策が大きく変わろうとしているなか,農業経営を支える柱として園芸の重要性が拡大しています。登米地域では,国の指定産地であるきゅうりが,非常に重要な園芸品目となっており,石ノ森章太郎の生誕地に因む「仮面ライダーきゅうり」ブランドとしても知られています。
 近年,このきゅうり栽培で,急激な萎れや枯死が問題になってきました。原因として考えられるのは,①ホモプシス根腐病,②ZYMV(ズッキーニ黄斑モザイクウイルス)などのウイルス病,③ネコブセンチュウによる害です。今回,それぞれの研究者等3人の講師を招き,考えられる3つの原因に係る知識を一括習得してもらおうとする,欲ばりな研修会を行いました。
 当日は90名ほどの参加者が熱心に聴講し,質問が積極的に出されていました。普及センターでは今後,管内きゅうり生産者のうち希望する方に対して,萎れの原因の診断と対策指導にJAと連携して取り組む予定です。 

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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