平成25年12月18日,19日,20日に管内各JAの稲作部会等における平成25年産稲作の総合検討会が開催されました。
普及センターからは「稲作技術情報」を基に,今年の水稲の生育状況と次年度に向けた対策を説明しました。
今年は,7月の低温日照不足による不稔の発生や病害虫の多発などが心配されましたが,8月以降の天候の回復や生産者の補完防除の徹底により,平年並みの収量と上位等級比率90%以上を確保できました。
特に,ササニシキはJA古川で研究会を組織し,技術向上に力を入れてきたた品種ですが,近年,高温登熟が続く気象条件で白未熟粒の発生により上位等級比率が伸び悩んでいました。しかし,本年は白未熟粒が無く上位等級比率84%を確保することができました。
次年度の対策については,土づくりや除草剤の選定など改善する課題について話し合われました。
当普及センター管内の水稲作付け面積は県内の15%に相当する約12,000haで,農業生産の基幹部門です。これらも安定生産・高品質の生産に向けて,関係機関と連携しながら支援していきます。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910