宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

みやぎ農業未来塾 「農業技術 基本のきほん講座Ⅱ 『生産現場を見る』」 開催

2014年12月02日 17時11分22秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 <(株)イグナルファームのきゅうりハウスにて>

 就農1年目から5年目までの新規就農者及び若手女性農業者を対象に,専門家及び先進的な経営を行う農業者等から,農業技術や経営戦略などの優良事例等を学ぶ,「みやぎ農業未来塾 農業技術 基本のきほん講座」を企画しました。
 本講座は,農業技術の基本となる項目について3回シリーズで開催するもので,第2回目の講座は「生産現場を見る」をテーマに開催したところ,25名ほどの参加があり,石巻地区における先進現場の視察及び経営状況の情報収集,経営者との情報交換をしました。

 一つ目の視察先は,石巻市桃生にある「有限会社 アグリサービス高勝」を訪問しました。水稲35ha,大豆25ha,大麦22haを営む大規模生産を1戸1法人で手がけ,販売流通も個人で開拓しています。今回の米価下落に関し,独自の流通販売や,6次産業を視野に入れた商品開発,作付け計画等,どのように対応していくかを伺いました。参加者の多くは新たな商品やパッケージなどについて積極的に質問していました。
 昼食会場は,石巻生まれの基幹種雄牛「茂洋」の極上牛肉や石巻でとれる新鮮野菜・魚介類を使用した食の提供を行っている「天乃太助」に伺いました。前職,JAいしのまきにて畜産の営農指導を担当後,開業した店主の武山氏に「茂洋」への熱い想いと生産者へのメッセージを伺うことができました。地域の食材,仙台牛をふんだんに使った昼食に,参加者も顔をほころばせながらの研修でした。
 最後に東松島市に移動し,先の震災から立ち上がった若者4名で構成する農業法人「株式会社イグナルファーム」を訪問しました。最先端の施設を見学しながら,被災農家の希望,未来に繋がる元気で力強く安定した会社を目指してがんばっている様子に参加者からの質問が絶えることはありませんでした。

 今回の視察先が参加者の経営に大いに役立つ部分があったことはもとより,直接的に役に立つものではなくとも,皆,新たな認識,新たな可能性を見いだしてくれた研修になったものと思われます。

 普及センターでは今後も継続的に農業後継者の育成,農業者の経営向上を支援していきます。

 <連絡先>
 宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522

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みやぎ農業未来塾 「農業技術 基本のきほん講座Ⅰ 『くすりのはなし』」 開催

2014年12月02日 17時05分59秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 <写真 熱心にメモをとる受講生>

 就農1年目から5年目までの新規就農者及び若手女性農業者を対象に,専門家及び先進的な経営を行う農業者等から,農業技術や経営戦略などの優良事例等を学ぶ,「みやぎ農業未来塾 農業技術 基本のきほん講座」を企画しました。
本講座は,農業技術の基本となる項目について3回シリーズで開催するもので,第1回目の講座は「くすりのはなし」をテーマに開催したところ,20名ほどの参加がありました。

 はじめに,「教えて! 農薬Q&A」と題し,バイエルクロップサイエンス酒井信光氏より,「農薬とは」からはじめ,農薬が人や自然環境,その他生物に及ぼす影響,使用者の責務やラベルの見方,使い方などについて講義していただきました。
さらに,登米農業改良普及センターより,「やさしい くすりのはなし」と題し,農薬の選び方,調整・散布の仕方など,取り扱うための基礎部分を講義しました。

 自営就農であっても雇用就農であっても,父や経営者からいわれるままに作業をしていると,その作業の手法が正しいのかどうか,どのような意味を持って行う作業なのかわからないままにしている就農者もおり,今回のような基礎講座により,「そうだったのか」と認識を新たにする就農者もいたようです。
 「わかっているふりをして,実は恥ずかしくて聞けなかった」ところを解消できることにより,これからの毎日の作業が効率的・効果的になるものと思われます。

 普及センターでは今後も継続的に農業後継者の育成,農業者の経営向上を支援していきます。



<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522





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丸森町峠集落で収穫祭が行われました

2014年12月02日 10時31分42秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
平成26年11月23日に,今年度のプロジェクト課題「鳥獣害低減に向けたモデル地域の育成」の対象となっている丸森町峠集落において,収穫祭が行われました。

お祭りは地域の集会所で行われ,今年実証ほの竹マルチ栽培で収穫されたサツマイモを焼き芋にして住民のみなさんに振る舞われました。峠集落では,イノシシ被害に悩まされ,サツマイモ栽培を諦めた方が多くおり,「まさかこの地区でサツマイモが無事に収穫できたなんて」と驚かれた方もいました。この地区でとれたサツマイモを久しぶりに味わうことができ,とてもうれしそうでした。
来年はもっと大規模に竹マルチでサツマイモを栽培してはどうかとの提案もありました。

 普及センターではこれからもイノシシの被害軽減に向けて,情報収集や防除対策支援を行っていきます。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班 
       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138

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丸森町でイノシシわなの研修会を開催しました

2014年12月02日 10時21分21秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
平成26年11月12日に,丸森町まちづくりセンター及び丸森町現地でイノシシわなの研修会が行われました。講師は,栃木県足利市で活躍し,農林水産省の野生鳥獣被害対策アドバイザーである須永重夫先生をお招きし,箱わなによるイノシシの捕獲技術の基礎について講義が行われました。研修の参加者は,県内の猟友会に所属し,イノシシ猟を行っている方々25名を対象に行われました。

講義のあと,バスでイノシシのわなを仕掛けている現地に移動し,どうすれば捕獲率が上がるか,実際に講師にみていただき,参加者で勉強しました。現場で直接先生からアドバイスを受けることによって,イメージがつかみやすく,大変参考になったという声が聞かれました。また,現地の丸森町猟友会の取り計らいで,今朝,箱わなにかかった現場をみせてもらうこともできました。参加者も具体的な事例をみせてもらい,また,わなにかけやすくする仕組みを理解したことで,大変参考になったようです。

 普及センターではこれからもイノシシの被害軽減に向けて,情報収集や防除対策支援を行っていきます。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班 
       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138





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健康寿命が延びる! ~医福食農連携の取組視察研修~

2014年12月02日 10時17分52秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
 11月14日、亘理農業改良普及センターの次世代アグリウーマン育成事業として「宮城カルテ食堂の活動に学ぶ医福食農連携の取組視察研修」を開催しました。
 亘理地区農村生活研究グループ連絡協議会会員20名が宮城県自治会館の会議室を会場に、東北公済病院の管理栄養士である和泉よし江氏より「楽しく減塩・ローカロリーメニュー」の講話をいただきました。宮城県民は全国的に見て塩分摂取量が多く、塩分の過剰摂取は高血圧につながる可能性があること、塩分は一食3g以下が理想的であることを学びました。減塩、ローカロリーのための具体的な調理法も提案いただき、今までと違う面から、自分自身の食生活を見直すきっかけとなりました。
 さらに、「医食同源プロジェクト」を立ち上げた横山英子氏から、「宮城カルテ食堂の目指す食事とは」と題して講演をいただきました。「宮城カルテ食堂」プロジェクトの立ち上げに至った経緯をお話しいただき、会員には県民の健康と被災地のために活動している思いが伝わったようです。
 また、昼食では、宮城カルテ食堂認定店の「新伝馬町さゝぶ」で一食のカロリー600kcal未満、塩分3gのランチを実食しました。塩分を抑えることの難しさを知った後の和え物や煮物はいずれも想像を超えるしっかりとした味付けで、その調理法に関心が集まりました。
 自分たちの作る新鮮な野菜をふんだんに使って減塩の食卓を整え、食と健康を支える活動を継続することで豊かな宮城の食を発信できるように普及センターは支援します。
 

<連絡先>
宮城県亘理農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

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