<(株)イグナルファームのきゅうりハウスにて>
就農1年目から5年目までの新規就農者及び若手女性農業者を対象に,専門家及び先進的な経営を行う農業者等から,農業技術や経営戦略などの優良事例等を学ぶ,「みやぎ農業未来塾 農業技術 基本のきほん講座」を企画しました。
本講座は,農業技術の基本となる項目について3回シリーズで開催するもので,第2回目の講座は「生産現場を見る」をテーマに開催したところ,25名ほどの参加があり,石巻地区における先進現場の視察及び経営状況の情報収集,経営者との情報交換をしました。
一つ目の視察先は,石巻市桃生にある「有限会社 アグリサービス高勝」を訪問しました。水稲35ha,大豆25ha,大麦22haを営む大規模生産を1戸1法人で手がけ,販売流通も個人で開拓しています。今回の米価下落に関し,独自の流通販売や,6次産業を視野に入れた商品開発,作付け計画等,どのように対応していくかを伺いました。参加者の多くは新たな商品やパッケージなどについて積極的に質問していました。
昼食会場は,石巻生まれの基幹種雄牛「茂洋」の極上牛肉や石巻でとれる新鮮野菜・魚介類を使用した食の提供を行っている「天乃太助」に伺いました。前職,JAいしのまきにて畜産の営農指導を担当後,開業した店主の武山氏に「茂洋」への熱い想いと生産者へのメッセージを伺うことができました。地域の食材,仙台牛をふんだんに使った昼食に,参加者も顔をほころばせながらの研修でした。
最後に東松島市に移動し,先の震災から立ち上がった若者4名で構成する農業法人「株式会社イグナルファーム」を訪問しました。最先端の施設を見学しながら,被災農家の希望,未来に繋がる元気で力強く安定した会社を目指してがんばっている様子に参加者からの質問が絶えることはありませんでした。
今回の視察先が参加者の経営に大いに役立つ部分があったことはもとより,直接的に役に立つものではなくとも,皆,新たな認識,新たな可能性を見いだしてくれた研修になったものと思われます。
普及センターでは今後も継続的に農業後継者の育成,農業者の経営向上を支援していきます。
<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522
就農1年目から5年目までの新規就農者及び若手女性農業者を対象に,専門家及び先進的な経営を行う農業者等から,農業技術や経営戦略などの優良事例等を学ぶ,「みやぎ農業未来塾 農業技術 基本のきほん講座」を企画しました。
本講座は,農業技術の基本となる項目について3回シリーズで開催するもので,第2回目の講座は「生産現場を見る」をテーマに開催したところ,25名ほどの参加があり,石巻地区における先進現場の視察及び経営状況の情報収集,経営者との情報交換をしました。
一つ目の視察先は,石巻市桃生にある「有限会社 アグリサービス高勝」を訪問しました。水稲35ha,大豆25ha,大麦22haを営む大規模生産を1戸1法人で手がけ,販売流通も個人で開拓しています。今回の米価下落に関し,独自の流通販売や,6次産業を視野に入れた商品開発,作付け計画等,どのように対応していくかを伺いました。参加者の多くは新たな商品やパッケージなどについて積極的に質問していました。
昼食会場は,石巻生まれの基幹種雄牛「茂洋」の極上牛肉や石巻でとれる新鮮野菜・魚介類を使用した食の提供を行っている「天乃太助」に伺いました。前職,JAいしのまきにて畜産の営農指導を担当後,開業した店主の武山氏に「茂洋」への熱い想いと生産者へのメッセージを伺うことができました。地域の食材,仙台牛をふんだんに使った昼食に,参加者も顔をほころばせながらの研修でした。
最後に東松島市に移動し,先の震災から立ち上がった若者4名で構成する農業法人「株式会社イグナルファーム」を訪問しました。最先端の施設を見学しながら,被災農家の希望,未来に繋がる元気で力強く安定した会社を目指してがんばっている様子に参加者からの質問が絶えることはありませんでした。
今回の視察先が参加者の経営に大いに役立つ部分があったことはもとより,直接的に役に立つものではなくとも,皆,新たな認識,新たな可能性を見いだしてくれた研修になったものと思われます。
普及センターでは今後も継続的に農業後継者の育成,農業者の経営向上を支援していきます。
<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522