宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

素材を活かした美味しいメニューを学びました

2014年12月12日 13時56分46秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
11月20日,女川町のゆめハウスを会場に,農産加工の実践者や起業活動に関心のある農業者等を対象として,調理技術のレベルアップを図るため,「起業活動キャリアアップ~食材の魅力を引き出す『だし』講座~」を開催しました。
今回は,鳴子温泉大正館の料理長 矢内信孝氏を講師に迎え,料理の基本となるだしの取り方と活用,おいしいご飯の炊き方等について教えていただきました。
 はじめに,「五味五色五法」を基本とした和食のポイントや,今回の講座に当たって矢内氏が試した様々なご飯の炊き方とその結果について講話をいただき,その後,調理実習を行いました。実習では,「おいしいご飯」「茶碗蒸し」「半熟卵コロッケ」「白菜の炒め煮」「プリン」と,だしを取った後の鰹節と昆布,椎茸の石突きで「佃煮」を作りました。実習の合間には,きゅうりやにんじんの飾り切りにも挑戦し,賑やかな実習となりました。
参加者からは,「リンゴや野菜の皮もだしにした白菜の炒め煮は味に深みが出て美味しい」,「さっそくランチ(弁当)で使っていきたい一品ができた」等の感想が聞かれました。
 普及センターでは,これからも女性農業者の起業活動や地域農産物の高付加価値化等について支援を行っていきます。

 
 先生,これでいいですか?



にんじんの梅の花切りに挑戦


<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第二班
 TEL:0225-95-7612  FAX:0225-95-2999

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亘理町いちご団地環境研修会を開催

2014年12月12日 10時56分46秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成25年9月から栽培が開始された亘理町,山元町のいちご団地では,本年も8月下旬から定植が行われ,2作目の栽培が始まりました。いちご団地の栽培施設には,加温装置や炭酸ガス発生装置,自動換気などの環境制御システムが導入されていますが,栽培を開始した前年では環境制御については試行錯誤しながらの栽培となりました。そこで,本年から「IT活用営農指導支援事業」により,亘理町浜吉田団地内生産者18名の栽培施設内に環境測定装置を設置し,ハウス内環境の測定と環境データを基にした栽培管理の検討を行うことになりました。
 10月21日には,環境測定装置が設置された生産者18名に対する使用説明会が開催され,環境測定器を設置した株式会社四国総合研修所から,測定機器の操作やインターネットを介したデータ活用方法について説明を受けました。
 さらに,亘理町いちご団地管理組合長からいちご団地で栽培している女性を対象とした「いちごの栽培環境」についての研修会開催の要望があったことから,11月26日には「亘理町いちご団地女性研修会」と称して研修会が開催しました。研修会では38名の女性農業者の参加を得,普及センターの職員が講師を務め,いちごの生理生態に基づいた温度,湿度,光,炭酸ガスなどの環境をコントロールすることで生育促進できるかについて講義しました。厳寒期の温度管理については,燃油の高騰もあり関心が高いことから,今回の研修を通してシステムの意義について理解を深めることで効率的な活用ができることが期待されます。
 普及センターでは,今後とも施設環境のデータ収集と解析に努め,技術指導と情報提供を継続し,一日も早い,いちごの産地の復興を支援して参ります。


<連絡先>
宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
TEL 0223-34-1141 FAX 0223-34-1143

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