東日本大震災の津波被災を受けた農地で昨年度よりほ場整備が始まり、各工区ではこれまで作付け計画について話し合ってきました。
気仙沼市の大谷工区(大谷営農組合)では、水稲だけでは担い手の確保につながらないと考え「ねぎ」の栽培に取り組む事にしました。
ただし、大規模でねぎ栽培の経験が無い人ばかりなので、どんな機械が必要か?育苗はどうしたらいいか?畑の準備は大丈夫か?と多くの疑問や課題を時間をかけて乗り越え、ようやく定植作業にこぎ着けました。
初めての定植作業ということで、機械メーカーの担当者が操作方法や注意点の説明を行い、話を聞いた営農組合員は、実際に機械を操作しながら体に覚え込ませていました。
今年は、約二㌶のねぎ栽培に取り組む計画で、今回はそのうち三十㌃の定植作業でした。
これからは、生育に合わせた土寄せ、病害虫防除などまだまだやることはありますが、まずはねぎ栽培への第一歩を踏み出しました。
普及センターでは、今後の管理作業や病害虫防除など適期作業の声がけを行い、立派なねぎが収穫できるように支援していきます。
<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター
地域農業班
〒988-0341 宮城県気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
電話 0226-29-6044