宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

ねぎ初夏どり作型の現地検討会を開催しました

2015年05月08日 14時18分09秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 南三陸町では,加工業務用ねぎへの取組が年々拡大しています。作付面積が昨年の約2倍となる今年は,出荷開始を昨年より早めるため,播種時期を1ヶ月以上前進させ,4月中に定植することを推進してきました。加えて,産地強化するための新たな作型として,6月出荷を目標とした試作を一部ほ場で行っています。平成27年4月22日に,そのほ場に南三陸町内の生産者15名が集まり,現地検討会を開催しました。

 ほ場で越冬するこの作型では,品種選定と定植時期,抽台回避対策がポイントです。県内ではほとんど例が無く,手探りでの取組ですが,4月半ばにトンネル資材を除去したねぎに生理障害や病害等は見られず,参加者から今後の生育に期待する声が出ていました。

 また,最近の農薬の登録変更を受けて,JAの防除暦が変更されたため,農薬の使用上の注意と,べと病やさび病など主要病害の防除のポイントを説明しました。

 普及センターでは,ねぎの生産安定化や新たな作型の確立に向けて,引き続き支援を行っていきます。

 <連絡先>

 宮城県本吉農業改良普及センター 先進技術班

 TEL 0226-29-6044


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石巻産半促成トマトの出荷が始まっています!

2015年05月08日 08時55分12秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

    石巻管内で,半促成トマトの出荷が始まっています。当管内では,大玉トマトに加え,ミニトマトやミディトマトが生産されています。
   
    4月16日に,半促成大玉トマトの現地検討会が開催されました。石巻市および東松島市の大玉トマト生産者9名のほ場を巡回し,生育状況を確認しました。葉先枯れ症状や,灰色かび病が見られたものの,生育は概ね順調でした。4月24日に行われた目揃会では,関係機関と生産者の間で,トマトの出荷規格などについて意識統一が図られました。
   
    半促成ミディトマトも,3月から出荷が始まっています。4月21日に開催された,いしのまきミディトマト生産組合の通常総会では,ミディトマトの一層の生産拡大に向けて,皆で決意を新たにしました。
   
    普及センターでは,「平成27年 トマト情報」を配布し,葉先枯れや灰色かび病の対策,着果状況の確認,品種比較などを行っています。春になり,これからますますトマトの出荷が盛んになります。石巻管内のトマト生産を,今後も支援していきます!

 


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