可変施肥田植機による田植えの実演が、5月14日~22日にかけて、県内3カ所の土地利用型大規模経営体で行われました。通常の側条田植機は、田植えと同時に一定量の肥料を撒いていきますが、可変施肥田植機は、田植えを行いながら、ほ場内の作土の深さと土の肥沃度を瞬時に測定し、肥沃な地点では施肥量を減らして田植えを行います。
可変施肥田植機は、大豆跡や大区画ほ場での水稲生育ムラの改善や倒伏防止等に効果が期待されることから、実証ほ場を通じて、米の低コスト高品質生産、農作業の効率化を検証していきます。
革新支援専門員チームでは、新たな試験研究成果を活用し、現地と連携しながら、大規模経営体の支援に取り組んでおり、今回の実演会は新たな技術を広く紹介するため開催したものです。