宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

可変施肥田植機による田植えの実演が行われました。

2015年05月27日 19時56分08秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援

 可変施肥田植機による田植えの実演が、5月14日~22日にかけて、県内3カ所の土地利用型大規模経営体で行われました。通常の側条田植機は、田植えと同時に一定量の肥料を撒いていきますが、可変施肥田植機は、田植えを行いながら、ほ場内の作土の深さと土の肥沃度を瞬時に測定し、肥沃な地点では施肥量を減らして田植えを行います。

 可変施肥田植機は、大豆跡や大区画ほ場での水稲生育ムラの改善や倒伏防止等に効果が期待されることから、実証ほ場を通じて、米の低コスト高品質生産、農作業の効率化を検証していきます。

 革新支援専門員チームでは、新たな試験研究成果を活用し、現地と連携しながら、大規模経営体の支援に取り組んでおり、今回の実演会は新たな技術を広く紹介するため開催したものです。


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きゅうりの現地巡回指導会が行われました!

2015年05月27日 16時58分22秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 石巻管内のきゅうり生産者を対象に,平成27年5月13日から20日まで,
現地巡回指導会が行われました。

 JAいしのまきの主催で,普及センター,各種苗会社の担当者が
石巻・矢本・河南地区の部会員の圃場を毎月巡回し,
生育状況を見ながら,今後の栽培管理や病害防除について情報提供しました。

 各生産者からは,他産地の生育状況について質問や,
摘葉・整枝管理について意見交換が積極的に行われるなど,
収量増加への意欲の高さがうかがえました。

 普及センターでは,きゅうり産地の発展にむけてこれからも支援をしていきます!

 <連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター      先進技術二班  
TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999


 

いぼが多く、パリッと歯ごたえのある四川胡瓜(しせんきゅうり)。
漬け物などに最適です!


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JAみやぎ亘理で米っ粉くらぶ「ハートフルクッキング」が開催されました。

2015年05月27日 16時06分50秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  4月24日にJAみやぎ亘理が主催する米っ粉くらぶ「ハートフルクッキング」の第1回目が,JAみやぎ亘理本所2F調理室で開催され,米粉の加工に関心のある女性の方が約15名参加しました。この企画は5回コースとなっており、今後、2ヶ月毎に開催され、米粉の様々な加工について取り組む予定となっています。

 第1回目の米粉加工品はロールケーキで、米粉と卵白と砂糖だけで生地を作り、生クリームと卵黄と砂糖でクリームを作るなど初心者でも作りやすいレシピに基づいて実習を行っていました。

 参加者の方々には、米粉を初めて扱った方やお菓子作りが初めての方もいましたが、分かりやすいレシピと円滑な指導で、参加された方全員が最後まで失敗せずに作ることができました。

 普及センターからは、米粉の種類と特性、特に製粉方法によって澱粉が損傷し、パンのふくらみや菓子の食感が変わることなどを説明するとともに、米粉の利用について、パンやお菓子のほかにもホワイトソースや天ぷら、唐揚げ、あんかけなど広く利用できることを説明しました。

 参加者からは、質問が相次ぎ、早速使ってみたいとの要望もあり、JAみやぎ亘理で対応していました。

 普及センターでは、今後も女性農業者の意欲ある活動を支援します。

<連絡先>

宮城県亘理農業改良普及センター

電話 0223-34-1141


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丸森町でぶどうの栽培講習会を開催しました

2015年05月27日 14時28分31秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 5月20日,丸森町不動直売会のぶどう栽培者を対象に栽培講習会を開催しました。

 不動直売会では平成13年から水稲育苗ハウスを利用したぶどう栽培を開始しており,その生産と販売に力をいれています。品種「スチューベン」や「藤稔」などを中心としたぶどうは不動直売センターの目玉商品となっており,8月下旬~9月上旬に開催される「ぶどう祭り」は例年多くの来客があります。

 今回の講習会ではぶどうの房や果粒を減らし,果実肥大を良くするための摘房・整房・摘粒方法などについて講習を行いました。また,今秋から品種「シャインマスカット」が本格的に収穫されることもあり,参加者からは果実肥大と種なし化を目的とした植物ホルモン剤の使用方法や病害虫などについて質問が多くありました。不動直売会では秋の「ぶどう祭り」に向け,今後も栽培講習会を予定しています。


摘房や整房は高品質化には必須です

普及センターでは直売所での有利販売に向けた,果樹の安定生産と高品質化を目指した栽培技術の向上を引き続き支援します。

〈連絡先〉宮城県大河原農業改良普及センター
      TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


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(株)ぱるファーム大曲第3期決算総会の開催

2015年05月27日 11時11分42秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 平成27年5月22日,震災後に設立された(株)ぱるファーム大曲(代表取締役社長木村裕幸)の第3期決算総会が開催されました。

 東松島市大曲地区は,東日本大震災の大津波により甚大な被害を受けました。当法人は,農地復旧を兼ねたほ場整備事業の実施にあわせて,震災前の営農組織である大曲生産組合構成員が,地域農業の担い手として平成24年12月6日に設立しました。

 今期は,市が復興交付金により整備した乾燥調製施設の貸与を受け,自社分(水稲40ha,大豆10ha)も含め,市内で収穫された水稲100haと大豆80ha規模の乾燥調製を行い,ほぼ計画通りの売り上げが計上されました。

 大曲地区の農地は復旧・整備事業が行われており,平成28年度中に約140haの全ての農地が復旧する見込みで,農地中間管理事業のモデル地区でもあり,当法人等への面的集積が進められます。

 また,本年7月から市が復興交付金により整備した園芸施設50aにおいて,ミニトマト栽培も始まることから,栽培技術の向上や労務管理の徹底など経営の強化が望まれます。

 普及センターでは関係機関と連携して栽培技術や法人経営の高度化の支援を継続し,地域農業の復興に取り組んでいきます。

 

<連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター    地域農業班

 TEL:0225-95-1435 FAX:0225-95-2999


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