宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

緑肥ほ場で楽天カラーの花満開!

2016年05月17日 17時07分19秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 登米管内では,昨年から複数の旧町域でマメ科緑肥によるダイズシストセンチュウ対策に取り組んでいます。対策緑肥の一種であるクリムゾンクローバーは,その名の通りのクリムゾン(深い赤)の美しい花を咲かせるため,ストロベリーキャンドルの名でガーデニングや鉢花にも使われている植物です。
 
 米山町のほ場では,昨年の11月にこのクリムゾンクローバーを約1ha播種しており,5月10日ごろから花が見ごろを迎えています。クリムゾンの花が一面に咲いたところは見ごたえがあり,思わず通りすがった人も振り返るほどです。(自動車の方は脇見運転しないでくださいね!)

 せっかくの花ですが,種をつけると雑草化してしまうため,月末には地上部を刈り取って畑へのすき込みを行う予定です。10日~2週間の分解期間をおいて大豆を播種し,大豆の生育やセンチュウ害の発生状況等を調査していきます。



<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522

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そらまめの現地検討会が開催されました

2016年05月17日 11時15分45秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 平成28年4月28日,JAいしのまき稲井地区園芸生産組合の平成28年度産そらまめ現地検討会が開催され,生産者等14名が参加しました。
 生産ほ場は石巻市水沼・沼津地区で,雨が降る中の検討会でしたが参加者は積極的に意見交換をしていました。
 11月上旬頃に定植した秋まきのそらまめは,春先の気温が高く推移したため,生育がやや早い傾向でした。一部のほ場では赤色斑点病等の初期症状も見られたため,早期防除を指導しました。また,今回の調査ではアブラムシ類の発生は確認されませんでしたが,ウイルス媒介性の害虫であるため今後も引き続き注意が必要です。
 また近年,シカの被害が多いとの意見があり,網等を張って対策をしていますが,鳥獣害対策講習会の開催要望もありました。
 6月上旬から収穫が始まる予定であり,普及センターでは収量・品質の向上に向け,引き続き支援していきます。

そらまめ生育状況(4月28日現在)

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