宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

みやぎ未来塾(地域農業紹介講座)を開催しました。

2016年05月23日 11時00分34秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

平成28年4月28日(金)に宮城県農業大学校(名取市)の1年生(仙南地域出身の酪農家子弟3名)対象に「みやぎ農業未来塾(地域農業紹介講座)」開催しました。この塾は、就農予定の学生が若手農家の優良事例を視察することにより,将来の営農構想を醸成させることを目的に開催しています。
最初に、蔵王町で酪農と加工を行っており、アグリビジネス経営基盤強化整備事業に採択された株式会社ゼルコバドリーム(村上牧場)で、特徴ある飼養方法や自家生産飼料、牛の体調管理で気をつけていること等について説明を受けました。次いで、ゼルコバドリームの最大の特徴である「ヨーグルト加工」について説明を受けました。このヨーグルト加工場Atreyu(アトレイユ)は一般のヨーグルト工場と違い「乳搾りから加工まで,牛の顔,人の顔が見える製品作り」をコンセプトに、自家生産した新鮮な生乳を原料として特徴あるヨーグルトを生産しています。学生は出来たてのヨーグルトを試食し「大変おいしい」「酪農も6次産業化ができるんだ」と憧れの眼差しで見ていました。
次いで、柴田町で繁殖を行っている「加茂牧場」で、牧場の歴史、牛の体調管理、草地の運動場やフリーバーン等について説明を受けました。加茂牧場は家族経営協定を締結し、繁殖部門を加茂氏が経営しています。
最後に当普及センター所長より洋々たる未来を背負う若人に激励の言葉を頂き、学生は将来の自分の夢を両牧場に重ね合わせているようでした。
普及センターは、次世代を担う担い手の確保・育成について、今後も支援を継続します。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域農業第2班
       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138

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