宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

首都圏に売り込め!「仙台井土ねぎ」~「井土の中の蛙」たち,満を持して大海に挑む~

2016年09月21日 09時21分46秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 仙台農業改良普及センターでは,震災後に設立された(農)井土生産組合の経営安定化支援の中で,今年度は,販売力強化にも重点をおき活動に展開しています。
 (農)井土生産組合では,震災復興ほ場整備事業により集積された畑地約15haのうち,約6haにおいて「ねぎ」栽培を行っており,「仙台井土ねぎ」のブランド化と販路拡大を進めています。普及センターでは組合に対し,自らの生産物に対する評価を確認した上で,実需者のニーズに合わせた生産が行えるよう,商談会への出展を働きかけた結果,「仙台井土ねぎ」の知名度向上と販路拡大を目的に,8月18日~19日に東京ビックサイトで開催された「アグリフードEXPO2016」に初出展するに至りました。
 はじめは,初の東京出展に不安を抱く組合員もいましたが,事前に専門家による個別接客研修会を開催した事により,出展目的の明確化や心構えを学んだ事が幸いし,出展当日はブースを訪れる来場者に対し,自ら積極的に声かけるなど「仙台井土ねぎ」の魅力を伝える事ができました。また,来場社からは,ねぎの試食でも10人中9人から「甘い」との評価を得る事ができて,今後の生産に自信を深めたようです。
 普及センターでは,出展後のフォロー活動がスムーズに行われるようサポートしながら,一つでも多くの新たな販路が確保できるよう継続して支援していきます。



〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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たまねぎのは種作業が始まりました

2016年09月21日 09時15分55秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 JAあさひなでは,は種機を利用してのたまねぎ栽培は今年で10年目を迎えます。個人で直売する生産者から機械化一貫体系により市場出荷する生産者まで,参加人数は20名程度になっています。平成28年8月9日にさらなる面積拡大と安定生産を目的に,JAあさひな主催によるたまねぎ栽培講習会が開催されました。普及センターからは,定植時の理想的な苗の茎径,草丈,葉数について実物大スケールを示しながら,栽培管理や病害虫防除対策について説明を行いました。また,抽苔が少なく欠株も少ない春まきたまねぎの栽培法についても紹介しました。参加者からは,たまねぎから他の作物へ移動するネギアザミウマについて,「この虫の防除も大事だな」という声が聞かれました。
 また,8月28~29日には共同による機械は種作業が行われ,生産者の皆さんはは種後の管理について確認した後,良質なたまねぎが収穫されるよう期待を込め,種がまかれた育苗トレイがそれぞれの家へ運ばれていくのを見送りました。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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