宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「デリシャストマト」今期の栽培がスタートしました!

2016年09月26日 16時44分21秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
9月13日にJAみどりの鹿島台トマト部会(以下,「部会」という。)の現地検討会が開催されました。部会は,鈴木俊郎会長を含み部会員6名(栽培面積約370a)で構成されています。
部会員全員で,各々のほ場を巡回して,今年のデリシャストマト苗の生育状況を確認しました。
デリシャストマトには,「玉光デリシャス」という品種を用います。栽培中に与える水の量を少なくすることで糖度が高く,うまみのぎゅっと詰まったトマトになります。
巡回の結果,生育は順調に進んでおり,部会員は,「今年も美味しいトマトを作っていきたい」とやる気にあふれていました。
デリシャストマトは1月中旬頃から出荷の見込みとなっています。

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県内一の直播栽培面積!JAみどりので直播栽培現地検討会を開催

2016年09月26日 15時58分13秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 今年度,管内の直播栽培面積は約400haで,県内で最も多い作付面積となりました。稲作の省力・低コスト化を狙って,直播栽培への取組みは年々増加しています。こうした状況を受け,JAみどりのでは,一昨年度からJAみどりの稲作生産部会ととともに直播栽培検討会を開催してきました。検討会では部会員の直播ほ場や普及センターが設置した直播栽培展示ほ場を巡回し,参加者全員で生育状況を確認することで,生産者間の情報交換が活発化して理解が深まり,部会全体の直播栽培技術向上につながっています。今年度は,9月9日(金)に2回目の検討会が開催され,刈取り前に生育状況を確認しました。巡回したほ場は,湛水直播2ほ場,乾田直播2ほ場で,湛水直播ほ場では一部倒伏がみられました。特に鉄コーティング湛水直播では,他ほ場より倒伏した割合が大きく,次年度に向けて,徹底した倒伏対策が必要と考えられました。また,葉いもち病予防剤を散布していなかったほ場では,穂いもちの発生もみられたことから,予防防除の重要性について確認することができました。いずれのほ場も,8月13~15日頃が出穂期とのことで,出穂以降の積算平均気温から推定すると,刈取適期は10月上旬と予想されます。
 現地ほ場巡回後の室内検討では,古川農業試験場と普及センターが共同で試験を行っている,新しい被覆資材「モリブデン」をコーティングした種子を用いた湛水直播栽培について質問が挙がりました。鉄やカルパー等従来の被覆資材と比較したメリットについて意見が交わされた結果,次年度新技術に取組んでみたいという生産者も出てきました。直播栽培技術の向上,普及拡大に向けて,JAみどりのと普及センターで協力し,今後も技術支援を行っていきます。




美里農業改良普及センター 先進技術班
TEL 0229ー32ー3115
FAX 0229ー32-2225

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いちごは花芽を見てから植えましょう!

2016年09月26日 10時30分11秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
石巻地域では,は亘理・山元町に次ぐ県内2番目のいちごの産地で,「とちおとめ」,「紅ほっぺ」,「もういっこ」などが栽培されています。いちごの定植を前に,石巻農業改良普及センターではJAいしのまきと共同でいちごの花の検鏡作業を行いました。
 花芽の検鏡とは,いちごの定植時期を判断する重要な作業で,花芽が分化したかどうかを確認します。顕微鏡でメスを動かしながら葉を一枚ずつめくり,花芽分化の具合と花が咲くまでの葉数を確認するため,繊細な作業で高い集中力を要します。収量に大きく影響するため,1株ごと慎重に作業をいました。
 検鏡の結果,今年の石巻地域におけるいちごの定植適期は,夜冷短日処理を行った場合は9月5日前後,夜冷処理を行わなかった場合は9月15日前後で,ほぼ例年通りと思われます。管内では43戸が約11ヘクタールでいちごを栽培しており(JA集計による),11月中旬からハウスの中に真っ赤な大粒のいちごが実り始めます。翌年6月中旬までの出荷が行われる予定です。

   


<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第2班
  TEL:0225-95-1435   FAX:0225-95-2999

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水稲種子の異種穀粒混入防止に向けた機械清掃研修会の開催!

2016年09月26日 08時03分42秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 いわでやま水稲採種組合の組合員を対象として,8月24日に稲指定種子収穫作業時における機械類清掃等研修会が開催されました。
 研修会では,コンバインと乾燥機の清掃について,機械メーカーから講習を受けました。特に,コンバインについては,実際に機械を分解しながら清掃箇所の説明を受け,組合員は熱心に受講していました。
 同組合では,もちとうるちの種子を生産しているため,異種の穀粒が混入すると,生産物審査の合格率が低下します。その要因の一つである機械混入を防ぐために,組合員それぞれが,収穫・乾燥機械の専用化や機械清掃の徹底に向けて取り組んでいます。
 普及センターでは,巡回時に清掃状況を確認しながら,今年こそは「生産物審査合格率100%」を合言葉に,採種組合員とともに異種穀粒混入防止に取り組んでいきます。

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