宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

栗原市のりんご生産者が白石市・福島県を訪れる

2016年09月29日 15時07分33秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成28年8月23日に栗原市内のりんご農家ら12名が白石市及び福島県内で視察研修会を行いました。
 この研修会は,他産地の果樹生産現場や試験研究機関を訪れ,優れた経営事例や最新の技術開発・導入の様子を見聞するため,栗原市果樹連絡協議会が毎年行っているものです。
 白石市内のりんご園では,宮城県の認証農産物として農薬や化学肥料の使用を低減している事例を学び,福島県農業センター果樹研究所では,果樹園の震災からの復興事例や試験研究の成果等について説明を受けました。
 りんご生産者は,果樹園の環境保全型農業について考える機会を得るとともに,「ぐんま名月」,「アルプス乙女」等の希少なりんごを直売により大きな利益を上げているという話を聞き,強い関心を持ったようです。
 今回の研修が,これからの栗原市のりんご生産に良い影響を与えて,多彩で収益の高いりんご生産が実現するよう期待しています。


視察研修会の様子

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 班名 先進技術班
TEL:0228-22-9437 FAX:0228-22-5795・6144

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第2回被災農地等の土づくり推進プロジェクト現地調査を開催しました

2016年09月29日 10時41分24秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援
 平成28年9月7日に気仙沼・本吉地域農林業振興推進協議会の第2回被災農地等の土づくり推進プロジェクトチームによる現地調査を実施しました。
 本チームは,県やJA,市町村などの関係機関によって構成される気仙沼・本吉地域農林業振興推進協議会の中で,震災後の被災水田等の復旧にあたり,客土や砂質土壌により肥沃度が低下した農地に対する技術対策を中心に検討しています。
 現地調査では,南三陸町でねぎの排水対策を比較するために設置した試験ほ場を訪れ,排水対策の違いによるねぎの生育状況を確認しました。本年は8月から度重なる台風の通過や前線の影響で降水量が多く,ねぎ栽培にとっては厳しい状況となっています。それでも排水対策の違いがねぎの生育差となって現れており,参加したチーム員で有効な排水対策について意見交換することができました。
 試験ほ場では収穫まで継続的に調査を行い,排水対策の効果を実証し,安定生産に向けた支援を行ってまいります。



<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター 先進技術班
〒988-0341 宮城県気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
電話:0226-29-6041 FAX:0226-42-1672

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