宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

みやぎ農業未来塾で新規就農者が経営戦略を学びました

2018年03月22日 16時59分03秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成30年3月19日,みやぎ農業未来塾「経営管理力向上研修会」を開催しました。平成30年3月7日に続く2回目の開催となります。前回は経営マインドの養成がテーマでしたが,今回は損益分岐点を理解し経営戦略を立てるという,より実践的なテーマとしました。
 講師にHS経営コンサルティング株式会社の代表取締役である本田茂氏を迎え,損益分岐点を解説していただいた後,演習を通じて目標売上高の設定に挑戦しました。本田先生からは比率分析では腑に落ちない点が実際に図を描き,エクセルに数字を打込み,時には手を動かして計算することで徐々に理解が深まってくると丁寧に教えていただきました。
 参加者からは「漠然と経費を削減しようと思っていたが,数字から具体的に考えられるようになった。」,「数値や図にすることで,バランスの重要性が理解できた。」という経営力の向上が見て取れるものから「難しい内容だったが,将来の経営に向けてもっと学んで習得して行きたい。」という自発的な学習意欲の向上が感じられるものまで前向きな感想が聞かれ,非常に充実した研修会となりました。
 普及センターでは若者が経営力を向上できるように継続支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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牛乳・乳製品を食べて食生活を豊かに

2018年03月22日 10時31分10秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成30年2月20日に美里地区生活研究クラブ連絡協議会では,牛乳・乳製品料理講習会を開催しました。
 講師には,雪印メグミルクで食育を担当している菊地悠先生と桜井尚子先生を迎え,牛乳・ヨーグルトを使った「トマトチキンカレー」と「チーズとろける手作りナン」,ドレッシングに粉チーズを取り入れた「彩りサラダ」,水切りしたヨーグルトをベースとした「ツートンスムージー」の4品を作りました。
 講習会では,牛乳以外にヨーグルトやチーズなどからカルシウムが効率的に摂取できることや,多種多様なヨーグルトから自分にあったヨーグルトの摂取の仕方など有意義な講話をいただきました。カルシウムと骨の話などを聞いて,日々の食生活に積極的に牛乳・乳製品を取り入れていきたいと好評でした。
 美里地区生活研究クラブでは,牛乳・乳製品の積極的な活用に取り組んでいます。 

 <問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225


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JAみどりの青ねぎ栽培講習会の開催

2018年03月22日 10時28分59秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 JAみどりのは,平成27年から青ねぎを重点園芸振興作物に取り上げ,平成29年には調製選別施設を導入し、生産振興に取り組んでおります。普及センターでは平成28年から青ねぎの効果的な病害虫防除対策を課題に取り上げ,病害虫の発生状況を把握し,効率的な病害虫防除マニュアルを作成し,生産者への周知・普及に取り組んできました。
 平成29年産の販売実績は,126トン,27百万円と順調に伸びています。実需からは,品質及び数量等に一定の評価が得られてますが,今後とも定時・定量・定品質の周年出荷が求められており,これらに対応する必要があります。
 普及センターでは,JAみどりのと連携し,青ねぎの高位安定生産に向け,土壌診断に基づく適正施肥や適切な病害虫防除を支援していきます。

<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225


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東鹿原の将来を考える会

2018年03月22日 09時22分15秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

   加美町の東鹿原(ひがしかのはら)地区は薬菜山の南東部の中山間地帯に位置し,稲作を中心とした農業が行われています。現在,平成19年に設立された東鹿原集落営農組合を中心に営農が行われていますが,組合員の高齢化や遊休農地の増加,それに伴う鳥獣被害の増加などの課題を抱えています。一方, 平成29年12月12日に「持続可能な水田農業を支える「大崎耕土」の伝統的水管理システムが 国連食糧農業機関から「世界農業遺産」に認定されたことから,外部との交流の増加が見込まれることや,町内最大の集客力を持つ「薬菜山」の東約1.5kmの地点に立地していることから,今後,観光の要素を取り入れた農業の展開により集落が活性化する可能性もあると考えられます。
   そこで普及センターでは,東鹿原地区が進むべき道しるべとなる「集落営農ビジョン」を検討するため,平成30年3月13日に東鹿原集会所を会場に「東鹿原の将来を考える会」を開催しました。
   講師に農業者の所得向上を目的とした事業計画の作成や六次産業化,農商工連携などの農業関係の活動をはじめ,まちづくりや障害者支援など幅広い分野で活躍されている株式会社ホライズンコンサルティンググループの庄司和弘代表取締役をお招きし,「農業経営におけるビジョン形成の重要性」についての講演と東鹿原の将来を考えるワークショップの御指導を頂きました。
講演では,
 ・これまでの家族経営型農業のままでは生き残りは難しいこと
 ・最近の農業経営は法人化が急速に進んでいること
 ・農業法人では,外部からの雇用が増加していること
 ・法人の事業の目的は「継続」と「成長」であること
 ・「成長」を牽引する最も重要な要素は明確なビジョンであること
 ・ビジョンとは「何を」,「いつまで」,「どのレベルまで引き上げるか」についての手段,戦略であること等のお話を頂きました。
    講演に引き続き行われたKJ法によるワークショップでは,参加した14名の集落営農組合員から多くの意見が出され,夢のある東鹿原の将来像を描き出すことができました。今回,ワークショップ形式の研修に参加するのは初めてという方も多くいましたが,参加してみるととても楽しかったと言う意見も聞かれました。
   普及センターでは,今後も東鹿原地区の活性化とビジョン実現のため支援をしていきます。

 

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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