宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

登米地域での農業大学校先進農業体験学習が終了

2020年10月16日 17時13分36秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

令和2年9月18日から10月9日までの22日間,宮城県農業大学校の先進農業体験学習が実施されました。

登米地域では,地元出身者3名を含む農大一年生5名が,先進的な農業経営を営む農業士や農業法人のもとで研修しました。

 研修実施前は,不安な表情の学生も,研修半ばには明るい表情にかわりました。10月9日の先進農業体験学習終了式では,自信に満ちた表情がうかがえました。

 (有)N.O.Aと(株)たいらへの感謝状贈呈の後,学生からそれぞれの研修内容とお礼の言葉を述べ,受入農家の感想をいただきました。受入農家の方々からは,「完璧だ,是非ウチに就職して欲しい」「きれいな仕事をする子,将来が楽しみな子」「将来目標があると取組姿勢が違う」などと,どの学生も高い評価をいただきました。

 今年の学生は就農の希望が多く,この体験学習の経験を活かし将来の目標に向かって勉学に励んでほしいと願います。

 

 

<連絡先>

宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


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宮城県産花きの展示及び管内花きの応援販売を実施しました

2020年10月16日 13時56分07秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 新型コロナウィルス感染症拡大の影響により,イベントや冠婚葬祭における花の消費が減り,産地をはじめとした花き業界全体が大きな影響を受けています。そこで宮城県花と緑普及促進協議会では,農林水産省の「公共施設等における花きの活用拡大支援事業」を活用し,各地域で花の展示を行い,県産花きの魅力を発信する取組を行っています。
宮城県仙台合同庁舎でも1階ホールにおいて,10月6日から30日までの期間に週替わりで4回,宿根カスミソウ等の県産花きを展示しました。宿根カスミソウは大衡村が県内一の産地であり,普及センターでは,ホームページのお知らせ欄で展示の告知を行うととともに10月19日に庁内職員向けの応援販売会を行いました。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296


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令和元年度東日本台風の被害を乗り越えて

2020年10月16日 13時05分03秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 丸森町の稲作農家,大内喜博さんは,令和元年東日本台風(令和元年10月12日)で甚大な被害を受けましたが,今年は,昨年並みの約50haまで作付けを回復し,喜びの収穫を迎えています。
 大内さんは被災直後から,自宅の片付け,浸冠水した保管米や農業機械・施設の処分,水田に流入した稲わらの処理などの膨大な作業に取り組んできました。その状況を地域や仲間の応援によって乗り越え,令和2年の米づくりに向けて機械の再整備等を進めてきました。
 今年の春作業も多忙を極めました。種まきや田植えなど通常の春作業に加えて,台風で浸水した水田の通水確認や泥で汚れた苗箱の洗浄などに時間をとられ,田植えが終了したのは6月中旬でした。
 このような努力を支えたのが,地域の方々からの励ましや期待です。収穫作業で忙しいこの秋においても,小学校の学習田への先生役として子供たちに農業の楽しさを伝える活動を再開し,これからの米づくりでは規模の拡大よりも一つ一つの田んぼを大事にしていきたい,とお話しされています
 この一年,生産基盤の復旧,営農再開という並々ならぬ努力をされた大内喜博さん。父親の喜一郎さんは,息子さんの活躍に120点をつけたいとお話しされていました。喜博さんにとって,今年の収穫は特別に嬉しい収穫となったようです。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
     TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


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