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宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

丸森町のキク産地の再生と復興

2020年12月08日 10時49分25秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 JAみやぎ仙南丸森地区花卉部会は,小ぎく栽培を中心に販売金額を伸ばしており,宮城県の小ぎく産出額に占める割合は約3割で県内第2位の産地となっています。しかし,昨年の東日本台風では,自宅やほ場に大量の土砂や濁水が流入し,甚大な被害がありました。その後,復旧へ向けた生産者と各関係機関の協力により,多くの部会員が今年も被災前と同程度の面積の栽培に取組むことができ,お盆やお彼岸の需要期には例年どおりの品質を確保して出荷することができました。キクの出荷においても,新型コロナウイルス感染症による販売量の減少や価格の下落などが心配されましたが,平均販売単価は高く推移し,販売額は令和元年度比94%(11月17日現在)と台風被害前までに持ち直しました。JAみやぎ仙南丸森地区花卉部会では来年も鮮やかな花を届けられるよう,既に準備を始めています。

       

【土砂が流入したほ場】   

【再開後,見事に咲いたキク】

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
     TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


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気仙沼市でいちごの出荷目揃会が開催されました

2020年12月08日 10時49分25秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 令和2年11月26日に,気仙沼市のいちご生産者を対象に,JA新みやぎ南三陸地区本部主催のいちご出荷目揃会が開催されました。今回の目揃会では,JA全農みやぎ,(株)石巻青果,(株)気仙沼青果物流通市場の3つの関係団体が出席し,出荷規格や着色基準の確認を行いました。JA全農みやぎからは「時期によって出荷着色基準が違うことに留意し,今年も着色基準どおりの果実を出荷していただきたい」と説明がありました。生産者は収穫した「もういっこ」と「とちおとめ」を使って,パック詰め方法や着色基準について石巻青果や気仙沼青果物流通市場と情報交換を行いました。また,普及センターから9月~11月の気象経過と冬期の栽培管理のポイントについて解説を行いました。生産者からは「A規格に入れて良い基準がよく分かった」「初期生育が遅れたが,管理を徹底して高収量を目指したい」との声が聞かれ,出荷開始に向けて意欲の高まりが見られました。

 

<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター   先進技術班 
 TEL:0226-25-8069    FAX:0226-22-1606


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