宮城県利府高校では、地元の特産品である梨の花粉交配作業を通じて、郷土を理解し愛する心を培うふるさと学習の推進を図り、地域社会との交流を深めるという目的で4年ぶりに開催されました。
全体集会では、74名の1年生が集まりました。普及センターから受粉作業について説明をした後、利府町内の農業者4名のほ場に分れて作業を行いました。それぞれの圃場に到着後、改めて園主から作業について説明を行い、各生徒に受粉に必要な道具と梨花粉が渡されました。
風が強く吹き、受粉にとってはあいにくの天候となりましたが、地元農業者や農協職員、役場職員などが生徒を見守り、時折アドバイスを生徒に行いました。めったにできない受粉作業体験に、生徒たちは真剣なまなざしで取り組んでいました。生産者は、4年ぶりの行事にうれしそうに受粉作業を教えていました。